ぷろろーぐ!
ども、はじめまして。
世良です。
この物語も楽しんでいただけたら幸いです。
これは、私がまだ見習いだった頃の話。
四神聖獣がまだこの世に居た時代。
この世界が【天之四霊】と呼ばれていた時代のお話である──。
※
この世は四つの国に分かれていた。
東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武。
それぞれの国にはそれぞれの聖獣が国を守護し、この世の均等を保っていた。
住んでいるのは魑魅魍魎と人間たち。
みんな仲良く、のんびりとした平和な日々を過ごしいていた。
それぞれの国を統治しているのは聖獣ではなく『領主様』と呼ばれる国の偉い人。
私の住んでいる国は【朱雀】という国で、その国の偉い人を裏で支え、この国の為にお手伝いする裏方のお仕事に就いていた。
でもこれは誰にも言ってはいけない裏のお仕事。
表のお仕事は、森の奥深くにひっそりこじんまりと小さな神社で暮らす巫女さん。
みんなのお悩みを聞いてあげるお仕事なんです。
そんな私のことを、領主様は【忍者姫】と呼んでいた。
もちろんこれは本名じゃないんだけどね。
本名は『朱夏』。
みんなからは“しぃちゃん”と呼ばれ、親しみ可愛がられています。
そんな私の裏のお仕事のことをちょっとだけ、今からお話しますね──。
っていうか、聞いてください!!(泣)
かわいく元気な女の子主人公の
新たなファンタジーを創っていきたいと思いますので、
応援どうぞよろしくお願いします!