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門の向こう側
朝日が差して来て目が覚めた。
「うぅーよく寝た」
昨日は一日中馬車に乗ってたから疲れた。
夕食を食べていつの間にか寝てしまった。
荷物をまとめて宿を出た。
試験まで時間あるので街を見ながら会場へ向かう。
「いろんな店があるな」
街は活気に溢れていた。
屋台のような店が並んでいる。
食べ歩きをしながら歩いていると門についた。
試験会場は門の向こう側にある。
「身分証を提示して下さい」
王国兵に呼び止められた。
「はい、どうぞ」
「平民の方はこの先へは入れません」
こまった。
事情を話してみよう。
「今から冒険者学校の試験なのですが、どうにか中にはいないですか?」
「あぁ、それならあちらに並んで下さい」
同じ年ぐらいの人が並んでいた。
試験を受けに来た人たちのようだ。
「ありがとうございます」
その列にならんで中にはいった。
中に入ると目の前にはお城のような建物が…
「すごいな、これは」
列にならんでいた人達もびっくりしている。
この建物が学校らしい。
受け付けを済ませ教室に案内された。