4/24
3月25日 出発前日
俺も12才になり学校へ行く年齢になった。
冒険者学校は王国に一つしかない。
とてつもない倍率らしい。
「ハルトー、ごはんできたよー」
ばぁちゃんに呼ばれ食卓につく。
すでにじぃちゃんは座っていた。
「よしっ、食べるか」
じぃちゃんは相変わらずよく食べる。
俺たちの食器とは明らかにサイズが違う。
「じぃちゃんはよく食べるね」
「ハルトお前もしっかりたべて体をつくれ、冒険者になるんだろ?」
「うん、明後日の試験に受かれば俺も冒険者だ」
「まぁ、俺とダーナが鍛えたんだから受かるさ」
じぃちゃんは自身満々で言ってるが、元冒険者のじぃちゃんが言うのだから大丈夫だろう。
「明日出発するんだろ?早く寝なさい」
ばぁちゃんに促され食器を片付け部屋へ向かう。
「おやすみなさい」