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アランとダーナ
ピカッ!
「ダーナ、今森の方が光らなかったか?」
「そう?私は分からなかったけど…」
「見てくる」
そう言ってアランは森へ向かった。
ダーナは畑仕事の片付けをして、家に帰った。
アランは元冒険者なので特に心配はしていなかった。
アランは森の中に入って行った。
赤ん坊の泣き声がする。
「おーい、こっちかー」
泣き声のする方へ行くと赤ん坊がいた。
「何で赤ん坊がこんな所にいるんだ…なんだこれ?」
赤ん坊を抱きかかえ、胸に挟んである手紙をよんだ。
〜ハルト〜
「だけかよっ!」
一人でツッコミを入れだか、家に連れて帰る事にした。
「帰ったぞーい」
ダーナが駆け寄って来た。
「その赤ん坊どうしたの?」
「森で拾った。ハルトだ。」
「名前付けたの?」
「これ」
手紙をダーナに渡す。
「他には?」
「無い。かわいそうだから連れてきた。」
「うちで育てる気?」
「だめか?」
「いいけど…親はどうしてるんだろうね…」
二人は森ので拾った赤ん坊を育てることにした。
二人には子供がいなかったから、とても可愛がった。