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プロローグ
「オギャーオギャー」
俺は状況がまったく理解できていなかった。
周りを見渡そうとしたが、体がうごかない…
見えるのは、木々と青い空…
声を出してみたが「オギャー」だった。
もう一度、体を動かしてみる。
すると、手足が少し動く…
だが、何かおかしい…小さくなっている?
「ガサガサッ」
物音がするが、首が動かないので確認する事ができない。
近づいてくる…
そこに現れたのは、白髪に髭を生やしたお爺さんだった。
お爺さんは話しかけてきているが理解出来ない。
日本語では無いようだ。
俺は、お爺さんに抱えられた。
薄々気づいていたか俺は赤ん坊になっている。
そのまま、お爺さんの家に連れていかれた。