表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

03 魔術文字は日本語でおk

俺はある道具を使う事で危機的状況を乗り切ることができた。



【プラスチックケース 中】




はい、お察しの通り簡易トイレとして使う事が出来そうなものを発見しました。


元々は水槽の砂利を一時的に保管しておくための物だったが、今はそれをビニール袋に移し、プラスチックケースとして何個か生産しておいた、これでバッチリね!



と言う分けで、最大の問題も解決したので、俺の部屋に有ったこの世界で非常に役立ちそうな物、

その中でも、アーティファクトクラスの物を紹介しよう。


【ロードレーサー】



はい、早い話が自転車です。

盗難対策のため、玄関の中に入れていたのだが、邪魔だったためローラー台(後輪を固定して負荷をかけるもの)と一緒に2階の自室上げていたのだ。


「問題は、この自転車でこの悪路をどこまで耐えられるかだな・・・」



ロードレーサーとはその名の通り、ロード、つまり道を走るためにつくられた競技用の自転車だ。

この場合のロードとは舗装された道、という意味である。

早い話が、タイヤが固い、椅子も固い、俺のお尻に衝撃がダイレクトアタックと言う分けだ。

普通にこの悪路を走ったら自転車の前に俺のお尻が【アーッ】してしまう。


「実際にこれで走る前に何とか魔改造したいところだよな。」



ここで役に立ちそうなのが俺が貰った最後の能力【魔術文字】だ。


この能力は、俺が文字を書いた物は魔力を流すことによってマジックアイテムとして動作するようになる能力だ。


「まずはこの能力も色々と実験してみないとな」


用意したのはコピー用紙とマジックペン。

これに魔術文字を書いてどういった効果を発揮するか確認するのだ。



「まずは、【光】でやってみるか」


紙に魔術文字のスキルを使用しながら光と書いてみる。

勿論このままでは何の効果も発揮しない。


「あとは魔力を流すだけだな」


伊達に子供の頃【気】を手のひらに集める練習はしていない。

マイハウスの生産を使った時に抜けていく魔力で感覚は既につかんでいる。

指先に魔力を集め、光と書いた文字に近づけていく。



「おお、光った、本当に光ったぞ!」


光の文字から5cm位の距離まで近づけた所で文字が光り始めた。

更に近づけると光が強くなり、離すと光は弱くなった。


「なるほどな、距離の調整でも効果の強弱が付けられるのか・・・そうだ」


一つ思いついたことが有ったので試してみることにした。


まずは、光の文字を丸で囲み、そこから一本の線を引く。


「合ってればこの線に魔力を流せば・・・おお、光ったぞ、この能力は当たりだな。」



その後いろいろとテストをしてみた。

まず、光の文字を囲む丸、これを光の文字から離れるように大きくすると弱い光に、光とくっ付ける、もしくは光から直接線を伸ばすとほぼ100%の光量が出ることが分かった。


「線でつなぐと伝導するとか、電気にそっくりだな、まぁこっちはプラスマイナス概念はなさそうだけど。」


次に行ったテストは複数の文字を使ったテストだった。

先に言うと、ちょっと特殊なことをしなければならなかった。

普通に書いただけではその文字一文字一文字がバラバラに発動してしまった。

一文字で意味を成さない文字は発動すらしなかった。

で、「」でくくったり、四角で囲んだりすることで思い通りの効果が発揮されるようになった。

そして、自転車の魔改造が開始された。


はい、お久しぶりです、今回はいかがだったでしょうか。ちなみに、自転車ですが、実際に私の部屋に置いてあります。たまにテレビを見ながらペダルを回したりしています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ