表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

作者: aik

口から蠍を吐き出したのは、あの日が初めてだった

喉の奥がもぞもぞして気持ちが悪かった

我慢できずに吐き出すと、それは蠍だった

ゾッとした

なぜ私はこれを口から吐き出せたのか

身に覚えはなく

ただただ気分が悪かった

病院に行ったが、異常はなかった

私はホッとした

何かの偶然なのであろう

そう思っていた

しかし私はこの日から度々口から蠍を吐くこととなる

その蠍は時に大きく色とりどりで、時に小さく黒かった

様々な蠍が私の口から出て行った

そして、ある日気づいてしまった

私の怒りは蠍となって口から出て行っていることを

私はその具現化した怒りで人を殺せることを


私はその日、レジを打っていた

理不尽なクレームは私の口から蠍を出した


今までは口から出た瞬間殺していた怒り


それをいま解放する


倒れた相手はぶくぶくと泡を吹いていた

それを私は見下していた


ただただ愉快であった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 旨い うまい いいですねえ 着眼点が素晴らしい 世の中不条理なことばかりですよね 天誅、あるいは仕置き 私もはいてみたいものです で、これって 現行の罪で罰せられるのかなあ と…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ