ありえない………こんなこと……
「美月~木梨~すべては俺の手の内~」
僕のオリジナルの曲を歌いながら、木梨の待つ屋上へ行く。
「木梨ごめんね?最初から美月と僕は……………」
僕はニヤつく。
「む・す・ば・れ・て・た……………キシシシシシシシ」
笑いが止まらない。
そろそろ屋上だ。どんな顔するのかな?
サプライズに…………よぼうかなー?
___美月を。
[屋上]
「木梨くん。ごめん。言わなきゃならないことがあるんだ~」
木梨は「なに?」と軽く答えた。
「あのさ…………美月が木梨くんのこと嫌い!って相談してきてさ……」
僕はそれなりに深刻そうな人を装った。
「だからさ。あきらめなって。」
木梨の顔が絶望的な顔に変わってる!!
これはもうとどめを刺すしかないな。
ガチャガチャ。
屋上のドアのあくおとがした。
____そろそろ美月かな?
「…………でも、美月さんは」
木梨が何か言おうとしたら、案の定美月が入ってきた。
「やぁ、美月?」
美月のほうを見て、僕は微笑んで、おいで?という手をした。
すると
僕の目の前で
__________ありえない
木梨と美月が抱き合って……る?
次か、その次くらいで最終回になりそうです。
最後まで、どうかお付き合い下さい。