恋のキューピッド
なかなか、狂った感じは出せませんが、よろしくお願いします。
「あいつ……調子のりやがって……」
僕は机を叩きながら、木梨の事を思っていた。
「さっき木梨君に…………告白されたんだ」
美月のあの一言が忘れられない。
さっそくやりやがって…………
さっき僕に相談したばかりじゃないか………
「返事はまだ待ってって言ったんだけど………」
さっそくあいつのところへ聞きに行くか。
====中庭====
「………………もう聞いた?」
照れながら、僕に話す。
何だその照れ顔は………
「………チッ」
何か言った?ノンキナカオデワライヤガッテ
どこまで僕をイラつかせるんだ。
「返事は保留だって。恋人になりたいなぁ……」
僕がその夢を壊してあげる。
「僕ね………美月とキスしたことあるんだ………」
僕がそういうと、木梨は絶望的な顔をして僕の肩を掴む。
「………僕に協力してくれるって言ったのに…?」
もっと怒るかと思っていたが。非常につまらない。
「事故だよ。事故」
嘘をついている僕は楽しくて仕方なかった。
「僕は本気で木梨くんの恋の手伝いをしたいんだ!」
最後に信じて?とつなげる。
ーーーーーこれであいつは落ちた。
「ありがとう!」
パァァっという効果音付きであいつは僕に落ちていった。
「ここから僕は木梨くんの恋のキューピッドになってあげる。」
僕は優しく微笑む。
まぁ、恋のキューピットといっても、堕ちたキューピッド
だけどね。