第四十一話
今日は始業式だったなんとか優子との勉強合宿で終わらせることが出来た
「なんとか終わらせること出来たな優子」
「ええ三日間ずっと勉強しっぱなしだったからね」
始業式が始まりクラスのみんなに久しぶりに会えて何か安心の様な気持ちが芽生えた
「みんな久しぶりだな」「おう久遠久しぶりだな」
丈が真っ先に返事をしてくれたその後他の人たちも返事してくれた
担任の話が終わり始業式は終わりみんなでカラオケに行く事になった
ただ全員で一部屋に入るのは無理で三部屋に分かれた
どちらかと言うとおとなしめ歌うのが恥ずかしがりやと歌うのが好きな人と余り物(僕と優子は余り物)
個室に十人くらい入って「どうする優子今回は二人きりじゃないからデュエットソングは歌いずらいぞ」
「そんなの関係ないよ私は佳祐と歌いたいな」「そうだなに二人で歌うか」
他の同じ個室に入った人たちはもう二人だけの世界に入ってると思ったらしい
僕と優子は10分くらいイチャイチャした後二人で歌う事にした
僕と優子は他の人から聞くと結構歌が上手いらしくアンコールと言われもう一曲デュエットソングを歌う事にした
僕達は歌い終わると他の部屋に行ってみた歌が好きな人の部屋はすごく盛り上がっていた
もう一つの部屋は厳かなような雰囲気が漂っていて近寄りがたかった
「じゃあ部屋に戻るか」「そうね戻ろうか」
僕と優子が部屋に戻ると盛り上がりは最高潮に達していてとりあえずタンバリンを叩く事にした
時間が経ちカラオケ店を出て解散になった
「優子話したい事があるんだけどいいか」「ええ何よ」
「実は明後日両親が帰ってくるんだだから優子に会って欲しいんだ」
「何で会って欲しいの」「それが両親が会いたいって行ってるんだよ」
「そうまあ私も佳祐の両親に会うの久しぶりだしいいわよ」
佳祐の両親紹介
久遠義勝
佳祐の父で海外では結構有名な人らしいが何をしているのかわからない佳祐を超える歴史マニア
久遠由香里
佳祐の母で常に義勝と一緒に居る家事は全般出来るが相当の機械音痴
時は過ぎ僕の両親が三日間だけ帰ってくるとのことだったので優子にお願いして一緒に空港まで来てもらう事にした
「着いて来てくれてありがとう優子」「別にいいけど何だか緊張するわね」
ちょっと待っていると両親が来た
「おお佳祐じゃないか」「ああ父さん久しぶり」「その隣に居る女の子は」
そう僕の父が尋ねると僕の母が「この子は神崎優子ちゃんよまあ佳祐の彼女よ」
「って母さんまあ間違ってないけどで父さんと母さんはどこへ泊まるんだ息子の家は生憎狭くて無理だぞ」と僕が言うと二人ともびっくりした「いや二人ぐらい泊まれるだろ」と父さんが言ったので
「じゃあ家に来て見ろよ」と言った
「それじゃあ行くわ」と母さんが言ったのでとりあえず優子を連れて僕の家まで案内する事にした
案内して両親が家に入ると「たしかにこれは厳しいな」「そうね佳祐も合わせて二人が限界ね」
「じゃあどうするんだよ」両親は何も言わずただ沈黙がずっと続いた
「遅いなじゃあ考えて置いて」と僕は言い優子と去っていった
「何かゴメンなあんなのに付き合せちゃって」
「別にいいよ佳祐でもこのままじゃ決まらなさそうだから私の家いけるか親に聞いてみよっか」
「そこまでしてくれなくていいぞ優子もし決まらなかったらと思って前もってビジネスホテル予約しておいたから」
「佳祐そこまでもうしてるってすごいね」
「こうでもしないと僕の親はプラベートでは優柔不断な性格だから」
そんな事をいいながら僕と優子は夕方まで公園でおしゃべりをした
夕方になり家に戻ると鍵が掛かっていた僕が鍵を取り出そうと思ったがズボンに鍵は無かった
「なんでだまさか家に忘れた」僕はすぐにチャイムを鳴らした
するとチェーンを掛けながら僕の母が出た
「おい母さん家に入れろよ」「やっと決まったのよ私と父さんが居ればいいのよ」
「じゃあ僕にはどうしろと」「うーん」と言いながらドアを閉めてしまった
「まさかどうせ何かパプニングが起こるとは思ってたけどこんな事になるとは思ってなかったな高校生一人じゃホテルに泊まれないし多分」
とりあえず僕の所持しているものは携帯と財布1000円のみだ
携帯を取り出して片っ端から友達に一斉送信し三日間泊めてくれないかと頼んだが誰からも返信が来るはずも無くただ一人優子は返信してくれた
「今日って木曜日でしょだから今日は無理だけど金曜と土曜の夜は明日が学校休みでしょだから泊まるだけならいいって親が言ってくれたから」
僕は優子にメールで「ありがとう泊まらせてもらうよ」と返信し今日は公園で野宿して寝る事にした