第四十話
旅行の基本となる話は書きました
結構短いのでもしかすると書き直すかもしれません
北海道に着くと「そういや北海道初めてだな優子もそうだろ」「そうね私も始めてだわ」
「俺はサッカーの遠征で来たことあるけど練習しかしてないからほぼ初めてと同じだな」
「私は旅行で何回か行った事あるわね」
空港から出ると二階堂が執事と一緒に待っていた
「遅いよ君たち」「そういう二階堂こそ今までどこに居たんだずっと居なかったけど」
「僕はずっと執事と一緒にこの旅行の計画を立てていたんだ」
そう二階堂が言うとそこには大きな車が停まっていた
「そうそうこれからはこの車で観光地を回っていくから」
僕たち四人は「はーい」と返事をし車に乗った
もちろん執事が運転し助手席には二階堂、中間に僕と優子、後ろに乙梨さんと修斗が座った
いろいろなところを回り二階堂の別荘に行った
「結構大きいんだな」「そりゃ僕の親の別荘だからね」
別荘はリビング、キッチン、洗面所、お風呂はもちろん使われていない部屋も三部屋あった
執事さんは一人、男子三名、女子二名で部屋割りされた
僕は優子と一緒に居たかったのでちょっと残念だったが改めて考えると自分が間違えていると思った
夕食など全て執事さんがしてくれたので何不自由なく一日目は終わった
二日目
今日は一日旭山動物園を見学することになった
別に自由に行動していいとの事だったので自然に僕は優子と二人きりで回る事になった
修斗はずっと乙梨さんに付いて行って最終的に二階堂も合わせ三人で見学することになったらしい
僕と優子は手を繋ぎながら園内を回っていった
僕は動物全般が好きで旭山動物園に行くのはちょっとした夢だった
最初にカモやフラミンゴなどが居て次にペンギン館に行った
ペンギン館にいたペンギンが可愛すぎて僕は興奮した
「優子すごく可愛いねこのペンギン」
「そうねよちよち歩きしているところなんかすごく可愛いね佳祐」
ペンギン館を出てあざらし館に行った
その後も色々な所を回り特にホッキョクグマのダイブは感動した
そういや優子と一緒に歩いていた時に修斗達に会って僕と優子が手を繋いでいたからからかわれたけれど僕は全然恥ずかしくなかったな優子の事が好きなのは本当の事だし
夕方になりみんな集合して執事が迎えに来て別荘に戻った
三日目、今日は帰る日なので朝早くから帰り支度の準備をしていた
飛行機に乗って僕は疲れてはいなかったがずっと寝ていた
優子に起こされて僕は目が覚めた
空港に着き帰りは車で家まで送っていってくれた
家に帰って考えてみると二階堂に対する印象が180度変わった様な気がした
ふと学校の鞄を見て僕は思い出した
「宿題まだ終わってない」と僕は焦りに焦った
優子にメールをすると優子も忘れていたらしい急遽明日から始業式まで日数僕と優子の勉強会が幕を開けたのであった