第三十七話
今日は朝早く学校に行ったなぜなら強制参加の生徒会の合宿(お寺で礼儀修行)だった
学校に行くまでの間僕と優子はこんな話をしていた
「一体合宿って何すると思う佳祐」「さあ何だろう」
学校に着いてすぐに二人で生徒会長に聞いた
「一体何の合宿なんだ会長」「礼儀作法についてお寺で学ぶ合宿だ」
「どこのお寺ですか」「それは行ってからの秘密だ」
「それじゃあ行きましょうよ」学校に車が停めてあって運転手は校長だった
生徒会役員の四人が向かった先は善行寺だった(良い行いをする寺という事で)
お寺には厳格そうな住職が居た(副会長の親戚らしいです)
昼に寺に着き早速修行が始まった修行内容は座禅から始まり段々と厳しくなった
今回はその一部について書こう
座禅は僕は他三人に比べて全然集中力が無くよく叩かれた
ふつうありえない滝行まであり僕にとってはこれが生徒会にどう関係するのかと思っていた
ただ滝行は水が気持ち良くちょっと痛い程度だった優子にとっては一番の地獄だったらしい
他には掃除とか特に食事のルールは厳しかった
僕がその修行が終わる頃にはもう僕は生まれ変わった様な心になりその心は都会に着くと一瞬で消え僕にとってはちょっと礼儀が良くなった程度だった