第十一話
今日の授業は全て体育祭に費やされた
「この阿部学級が他に負けていいのか否負けてはならない」
先生は生徒の何倍もの意気込みで体育祭を考えていた
体育委員の丈がこれから出場種目を決めます種目は以下の通りですと言った
男子3000M女子1500M
50m 100m 200m 400m 借り物競争 二人三脚 騎馬戦 綱引き
それじゃあ男子で3000m希望する人「シーン」
「誰も居ないのかじゃあ俺が行く」
女子1500mを希望する人「ハーイ」
女子は舞が走る事になった
僕は200mと二人三脚と騎馬戦に出る事にした
優子は400mと二人三脚と騎馬戦に出る事になった
「それじゃあこれで全員決まったな」
これで種目決めを終わります
学校が終わった後僕と優子と4人の友達で練習をする事にした
丈が仕切って近くの公園で練習する事になった
「ここで練習するぞ」みんなは「はーい」と言った
「まずはこの公園を3周するぞ」僕と英才が「ちょっと待ってよいくらなんでもキツイよ」
その公園は一周4キロもあるすごく大きな公園だ
「文句あるのか」「わかりましたやります」「わかればいいんだ」
僕と英才はしぶしぶOKした
「それじゃあ位置について用意ドン」みんなが走り出した
みんな最初は同じようなペースだっただが一周が終わった頃英才のペースが落ちてきた
「もうダメです皆さん頑張ってください」そう言うと英才は歩き出した
「あんなヘタレはほっとけ」丈は言った
二周して僕はそろそろ限界が来た
「もうすぐダメだ」僕が弱音を吐くと「頑張れ佳祐あと一周よ」優子が全然疲れてなさそうな顔で言った
と言うより僕以外の四人は全然平気な顔だった
僕は優子にエールをもらったので気力で四人について行った
後もうすぐでゴールと言う時に僕はついに気力までもが無くなりかけていた
僕がゴールに着いた瞬間僕は倒れた
「おい大丈夫か」「何とか」
「僕の足はパンパンに膨れていた」
5人で休憩をしていると「おくれてゴメン」と最後まで歩いてきた英才がやっとゴールした
みんなが一斉に「遅いぞ」と言った
もう夕方になったので解散する事になった
僕は優子と帰った
「いやぁー今日はすごく疲れたよ」
「私は全然平気だったけど」
「丈はともかくなんで女子があんなに平気な顔してたの」
「それは私は元々だし舞は陸上部だし加奈は昔から鍛えているから」
「そういえばそうだったなこんなクラスなら優勝できるな」
「たしかに男子は頼りないけど女子はすごいからね」
「なあ優子もしクラスが優勝できたら一緒にその後デートしないか」
「わかったわそれじゃあ優勝目指して頑張りましょう」優子はさらにやる気を出してくれたようだった
次は体育祭本番です