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首吊り人形と赤い箱
僕はあれからずっと探索を続けている
製作所に置いてあった鉛筆と紙を使い地図を作っているがどの方向に行っても果てがこない
永遠に続いているみたいだ
ドアもいくつかあったが開かないかまた別の部屋に繋がっているだけだ
歩いていると雰囲気の違う門があった
地獄の門のような外見は洋風の通路と和風な障子の背景に似合わない
押してみると鍵は開いていて重いが開けることができた
中は赤い部屋だ
壁も天井も床も全てが付着したばかりの血みたいな色だ
真ん中にはしめ縄で首を吊った、マネキンの下半身に縫い合わされた人間の上半身があった
この光景を見た僕はこの体になってから一度も来てない睡魔に初めて襲われた
僕の体はその場に倒れた
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