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僕が人形になった日
自分の名前が思い出せない
覚えているのは自分が男だったのと、普通の人間だったことだ
ここは洋風の館の様だが所々中華な丸い窓があったり障子や畳があったりだいぶツギハギな館だ出入り口は見つかったがびくともしない
自分の体を見る
間接が所謂球体間接になっていた
なんとか鏡を見つけ全身を見る服装は女物の学生服に上からポンチョを着せた前までの僕なら絶対に着ないような組み合わせだ
顔は右目がピンク色の前髪で隠れていて青い左目が鏡越しにこっちを向いている
前髪を捲ると右目が二つ縦に並んでいた上側は赤く下側は緑色の目だ
なんとも奇妙だ
左目をよく見ると目の下にヒビが涙のように入っている
どうしてこうなったのだろう
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