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今日のナタリーさん 20


私はナタリー

冒険者ギルドの受付嬢である


今日は彼が来ないって言っていたので、すこし残念である

だが、仕事はしっかりと行わなければいけない、だって私は冒険者ギルドの受付嬢だからだ

そして、もしかすると夜に何か有るかもしれないのを期待し、仕事を頑張ることにする


相変わらず仕事は忙しかったが、なんとか無事終了した

するとリリアが声を掛けてきた


「ナタリー急いで!早くしないとまた売り切れちゃうかもしれない」


「わかった」


私としても売切れてしまうのは嫌なので急ぐことにする

急いで着替えて私服になると、リリアと一緒に『薔薇の宿屋』へ急いだ

宿屋に到着し、扉を開けると酒場特有の賑やかな声が聞こえてきた


「やったぁ~今日は間に合ったみたい」


リリアがそう言ったので、私も同意する

ふと、向こうに彼が居た、やった!、密かにガッツポーズをしてから、挨拶をする

彼は食事が終わったみたいで、部屋に戻るからと席を譲ってくれた

あ…行っちゃうの?でも、仕方ないよね…

そしたらリリアが一緒に飲もうと彼を誘った

リリア!ナイスです!心の中ではリリアを称え、でも、彼の都合もあるだろうし、一応フォローをしておく

出来れば一緒に飲みたいな…


すると彼は了承してくれた、心の中で再びガッツポーズ!

そしたら彼は私達のことを美人さんと言ってくれた、嬉しいが、もしかしたらリリアの事を言っているのかもしれない

あぶないあぶない、思わず舞い上がるところだった、そうだよねリリアは綺麗だもんね


席に着き、給仕さんにエールをお願いする

持ってきたエールと給仕さんの一言に私は少しショックを受けた

そうだよね、彼は私なんかとじゃ楽しくないんだろう、リリアが居てくれて良かったと思うことにする

彼が色々と悩んで落ち込んでしまった、きっと私の態度が悪かったからだ、反省し、彼を楽しませるように頑張ることを決めた


乾杯をし、エールを飲む、冷たい!?

普段エールはそれほど好きでは無いので、あまり飲まないが、このエールは美味しいと思う

リリアが美味しいって言ったので、私も同意する、お酒も、料理も美味しいお店なのできっと繁盛するだろうと思ったので言ってみた

みんなも同意見だったが、ふと例の日の話題になった、確かに気にはなったが、このエールならきっと繁盛するだろうと思う


リリアがこの前の休みの事を聞いてきた、やばい何を言えば良いんだろう?恥ずかしさも有り焦ってしまう

何とか席が空いてなくて相席したことを説明する、よく覚えてないが、空いて無かったよね?

彼もそれに同意してくれた、よかった間違っていなかったみたいだ

すると給仕さんが空いていた話をしていた、あれ?


彼は飲み終わったので部屋に戻って行った、でも、私は知っているリリアの尋問から逃げて行ったんだって、ずるい

私も逃げたい、こうなった時のリリアは怖い、助けて下さい

その後、リリアの尋問が私に移ってしまった、何か色々と話したような記憶があるが、内容については伏せさせてください

どうかリリアが彼に変なことを言わないことを祈ることにする


私は受付嬢、ギルドの顔だ、明日も頑張ろう


何の話をしたのか凄く気になる…

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