アイリさんと魔法談議
アイリさんは、相変わらずエロイ恰好だ、もちろんご褒美です
「な、何だアイリさんじゃないですか、ビックリしました」
「はぁ~い、元気してた?」
「ええ、アイリさんも元気そうで」
「ハル君、今の見ていたけれど、氷魔法を習得したんだね、おめでとう♪
お姉さんが、いいこいいこしてあげよう~」
アイリさんが俺の頭を撫でている、42にもなって(今は見た目は20だが)頭を撫でてもらう日が来るとは…最高だ!
「いやぁ~おかげ様で魔法が使えるようになりました。
でも、俺が使えるのって生活魔法だけですよ?」
「そうなの?でも、今使ったのって氷魔法だよね?
嘘つく悪い子は、お仕置きしないといけないのかな?かな?」
「アイリさんのお仕置きだったら是非!じゃなくて、マジ本当に生活魔法ですって。
結局、生活魔法以外の魔法は覚えられませんでした」
「ふぅ~ん、そうなの?
じゃあ何で氷魔法みたいなのが使えたのかな?」
師匠にはあまり言うなって言ってたが、アイリさんは俺の魔法の先生と言っても良いし、教えても良いよな?
「まぁ、アイリさんだから言いますけれど、生活魔法って火、水、風、土の魔法で合ってますよね」
「そだね~それで?」
「生活魔法ってレベルが上がると組み合わせることが出来るんですよ、例えばこんな感じに、ドライヤー」
温風をアイリさんの方に飛ばしてみた
「こらっ! 大丈夫なのかもしれないけど、いきなり人に魔法を飛ばしたら、めっ! だよ!」
「ご、ごめんなさい」
「でも、確かに熱風が来たね、これはどうやったの?」
「はい、先ほども言いましたが2つの属性を合わせました、ちなみに火と風です」
「ちなみに水と風ならこんな感じになります、今からそちらへ飛ばしますよ~、行きますよ~クーラー」
今度はきちんと声を掛けてから魔法を飛ばした、俺は学ぶ男である
「涼しい風が来るのね、へぇ~こうなるんだ。
水と風なら私の魔法でも使えるのかな?でも、魔法を合わせるなんて聞いたこと無いし、想像もできないよ」
「この世界には複合魔法の概念って無いんだなぁ~」
「複合魔法って何?この世界って言葉も気にはなるけれど…」
「それはこっちの話なので気にしないでください。
で、複合魔法ってのは、2つの属性を掛け合わせる魔法のことです。
そんなに難しく考えることは無いんですよ、例えば先ほどのクーラーって魔法なのですが…
そうだなぁ~アイリさん、霧ってわかります?」
「たまに見かける、周りが真っ白になるやつでしょ?知ってるよ」
「あれって細かい話は省きますが、水を細かくしたものが、その辺に漂っているものなんですよ。
霧の中に居ると湿ったりしたことってありませんでしたか?」
「へぇ~そうだったんだ、確かに言われたとおりにしっとりした記憶はあるね、その霧がどうしたの?」
「水魔法で出せませんか?」
「確か水をすっごく細かくしてからばら撒けば良いんだよね? それなら出来ると思う」
『我求めるは乳白色の霧、全てを覆いつくして隠せ、ミスト』
すると周りに霧が立ち込め、周りは真っ白になった
「凄いです、さすがはアイリさんです」
「うん、出来たよ!これって逃げる時にも使えるかもしれない!凄い!結構使える魔法になりそう。
ありがとう、ハル君」
「良かったです、でも、まだ説明の途中なので、次に行きます。
で、先ほども言いましたが霧って水です、水が体や物にくっ付くと濡れます。
濡れた状態で風に当たるとどうなります?」
「涼しくなるね…あ、さっきのって、このことなんだ」
「そうです、細かい水と風、この2つを同時にしたのが先ほどの魔法になります。
俺の場合は生活魔法しか使えなかったため、こういった方法でやっていますが、アイリさんだったら違った方法でも同じことが出来るかもしれませんね」
「違う方法?どんな方法?」
「説明が難しいんだけど、氷と水とお湯と水蒸気の違いって水分子の運動エネルギーの大小の違いって言っても分かんないですよね。
んーっと、水が激しく動くとお湯になって、もっと動くと水蒸気になる、逆に動かないように固めると氷になる。
ちょっと違うけど、こんな感じなんですが、わかりますか?」
「水ぶんし?運動えねるぎぃ?ごめん分かんないや、でも、後半のだったら、何でそうなるのかは分からないけど、意味はわかるからちょっと試してみるね。
えーっと激しく動かすんだから…」
『我求めるは暴れ狂う水、怒りを力に変えて相手を貫け、ホットウォーターアロー』
見た目はウォーターアローっぽいが、当たった所から湯気が出ていた、おそらく沸騰と同じ100℃くらいはあるのかもしれない
単なる水よりもダメージは大きそうだし、氷系の魔物が居るのなら大ダメージになるに違いない
「やった!出来たよ!
次は、動かないようにだったよね…」
『我求めるは静かなる水、冷徹なる意思で相手を貫け、アイスウォーターアロー』
今度は氷の矢が飛んでいき、刺さった
これってアイスアローでも良いんではないかと思ったが、感覚の問題も有るだろうし、言わないことにした
「おめでとうございます」
「ハル君!凄い!凄い!凄すぎるよ!!風と水以外の魔法が使えたよ!
ありがとう!本当にありがとう!」
アイリさんは物凄いテンションで俺の腕に抱きついて感激していた
やわらかい物体が俺の腕を包んでいる、何かと思い見てみると、俺の腕はアイリさんのでっぱいの間に埋まっていた
すげー巨乳って腕が埋まるんだ、知らなかったよ、しかも暖かくて凄く柔らかくて気持ちが良くて…ってこれ以上はヤバイ
「アイリさん近いですって、これ以上は駄目ですってば」
「や~だも~ん、もう少しこうして居たいの」
あ、これは絶対ワザとだ、だって腕を使って挟める力を強めたり弱めたりしているし、上下にも動かして刺激を加えている
俺の息子も戦闘準備が完了してしまい、今か今かとせっついている
するとアイリさんは俺の耳元に息を吹きかけてから、つぶやいてきた
「ハル君、お礼に、お姉さんが良いこと教えてあげようか?」
凄い魅力的なお誘いを頂いた、教えてほしい、ものすごく教えてほしい、切実に教えてもらいたい
アイリさんは美人だ、体つきもエロくて最高だ、お姉さんタイプはもろ好みである、文句を言う人が居たら理由を聞いてみたいくらいだ
でも、40年以上も童〇を拗らせた俺は、それに簡単には応えることは出来ない
下手に拗らせた人には信念と言うか拘りがあるんだよね、何かとは言わないが…
「ものすごく、ものすごーく、いや最高にありがたいお誘いで、本当は断りたくないし、お願いしたい気持ちは十分にあります。
でも、訳が有りまして、今はお断りしておきます」
「えー! なんで?」
「すいません」
何か思い当たることが有ったのか分からないが、何か納得している顔をしていた
「そっか、でも今は…なんだよね?」
「どうなるかは分かりませんが、すいません」
「あーあ、振られちゃったか、ざんね~ん。
じゃあ、今はこれで…」
ほっぺたにチューされた、初チューである、正直嬉しかった
やっぱり勿体なかったかなと思ったが、今からキャンセルして言うのも変と言うか、こっちにもプライドと言うものがある
よく、異世界に行った人がやりまくってる話を見るが、素直に感心と言うか凄いと思う
多分、実際に若いか、経験者なのであろうと思う
年齢を重ねる…だいたい35歳を過ぎるくらいになってくると、段々と拘りが強くなると言うか臆病になるんだと思う
まぁ、偏見かもしれないけどね…
「ありがとうございます、とっても嬉しいです」
「そっか、よかった。
お姉さん、ちょっと用事が出来ちゃったから、行くね。
複合魔法だっけ?練習しておくから、今度会ったときは驚かせちゃうからね?」
そう言ってアイリさんは去って行った
罪悪感が物凄く有ったが、後の祭りか…馬鹿だよな俺…
もう今日はやる気なくなったな、帰ろ…
おっぱいに埋もれる体験をしてみたい…