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ショーボン創造神


気が付くと俺は不思議な空間に居た。

そこは辺り一面真っ白になっている以外、何も無い場所だった。


「これって、もしかして異世界転生のか!?」」


いや、俺ってすでに異世界に転生してたよな? えっ? また別の世界に飛ばされちゃうの!?

折角皆と知り合えたってのにまた別れちゃうのか!? くそっ!


そして突然人影が1つ現れた。神様か!?

だが何か様子がオカシイ。こちらに背を向けて座り込んでいる。

これは、誤って殺してしまって申し訳有りませんってパターンか!?


「……です……」


「はい?」


「……いです……」


「すいません、よく聞えないのですが。」


「ジョルシュばっかりズルイです……」


「はい? ジョルシュ? 俺のマブダチにもジョルシュおっぱい神って名前の神様が居るが、そのジョルシュか?」


「そうです。そのジョルシュです……」


「はぁ、それで俺のマブダチがどうしたんですか?」


俺がそう聞くと、目の前に座っている神様がブルブルと震えていた。何か怒ってる?

そして首をこちらへ向けると、涙を流している顔が見えた。どうやら怒っていた訳では無く、大泣きしていたみたいだ。そしてその顔には見覚えが有った。


「えっと、ショーボン創造神様? どうしたんでしょうか?」


「僕が最初に加護を上げたのに、いつもいつもいつもジョルシュばっかり……ズルいです……ショーボン……」


言われてみれば俺はここ最近「(゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっぱい!」としかお願いしてなかったな。

俺がこの世界で生きてこられたのもショーボン創造神の御蔭だったと言われても間違いじゃない。これは反省しなくては駄目だな。


「あー何かゴメン。これからはもっとショーボン創造神に感謝するから、許してくれないか?」


「嫌です……ショーボン……」


「えっ!?」


ヤバイ! 俺、取り返しのつかないほど創造神様を怒らせちゃった?


「す、すいませ『僕も友達が良いです……ショーボン……』あぁぁ~~!! あ? えっ? と、友達ですか?」


「そうです…ショーボン………」


「こんな俺でも友達になっても良いんですか?」


「駄目ですか? ショーボン……」


「そ、そんな駄目なんかじゃ無いです! 俺で良かったら是非!!」


「ありがとう。じゃあこれはお友達の印。ショーボン……」


ガバッ!


「ありがとう。ショーボン創造神様!! ……って、あれ? 夢?」


何かショーボン創造神様と友達になる夢を見た気がしたな。


「んんっ……ハル君、おはよ~」


「アイリ、おはよ……う?」


俺が大きな声を出したせいでアイリさんが目を覚ましたみたいだが、起き上がった表示にシーツがズレて、アイリさんの神ぱいが露になる。うひょ~!!

さっそくジョルシュおっぱい神様にお礼をしなくては!


「(゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっぱ……あれ? 何か忘れている様な……はっ! ステータス!!」


----------------------------------

名前:ハル

年齢:20

状態:普通


LV:9

HP:47/47

MP:100/100


STR:13

VIT:8

AGI:31

INT:32

DEX:29

LUK:5


スキル:投擲Lv5、言語理解、剣術Lv1、激おこぷんぷんLv7、魔力操作Lv8、生活魔法Lv8、鑑定Lv3、隠密Lv4、解体Lv4、調合Lv8、索敵Lv7、直感Lv3、アイテムボックス、恐怖耐性Lv2、竹槍術Lv5、麻痺耐性LvMAX、呪い耐性Lv1、回避Lv5、マッピングLv5、罠発見Lv3、罠解除Lv2、釣りLv2


称号:命99、ケモナーLv2、暗黒変態紳士、薬剤師、ショーボン創造神の友達(new)、中二病、このロリコン野郎!(確定)、女たらし、鬼軍曹、ジョルシュおっぱい神様の信徒(マブダチ限定)、おっぱいマスター

----------------------------------


ショーボン創造神の加護がショーボン創造神の友達に進化(?)していた。危ない危ない、友達との約束を反故にするところだった。


(ショーボン創造神様、ジョルシュおっぱい神様、ありがとう!!)


(( ・`ω・´)キリッ)


((゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっぱい!)


「ねぇ、ハル君、突然どうしたの? 今日はおっぱいは良いのかな? かな?」


俺が突然ショーボン神様へのお祈りをしたことで疑問に思ったみたいだ。


「いや、大したことじゃないよ。ゴメンね。」


「ん~、まあいっか。じゃあ改めまして、ハル君おはよ~」


「おはよう。じゃあ起きようか。」


「うん。」


軽く湯あみをした後、着替えた俺達は食堂へ向かうことにした。


「おはよ~」


「おはよう。」


「おはようなのじゃ。」


「おはよう。」


食堂にはビアンカさんとシャルが仲良く座って待っていた。とりあえず空いている席に座ることにした。


「今日はこの前の続きだな。」


「シャルのせいでごめんなさい。」


「何でシャルが謝る必要が有る。俺はシャルのお祝いが出来て嬉しかったんだぞ?」


「ん。ありがとう。」


俺はシャルの頭を撫でると、気持ちよさそうに目を細めていた。もちろん俺もお耳を触れて最高である。正にWIN-WINの関係である(笑)


「お待たせしました。朝食ですよ。」


ナタリーさんとティアさんが朝食を持って来てくれた。

さてと、今日の朝食はっと、ハニートーストに目玉焼きとサラダ、コーンスープにリンゴーンのデザートだ。

昨日とは違ってアメリカンな朝食である。さっそく頂くことにしますか。


パクリ……ハッチミツの甘みにシナモンの香りが合わさることで優しい美味しさにホッとする味だ。流石にバニラアイスクリームが乗って無かったのは残念だ。

これを乗せるとまた格別に旨いんだよね。まぁ、そんなことをしたらカロリーがとんでもないことになるから女性にとってはアレだけどな。

次にコーンスープを一すすり。うん、ハッチミツと違ったコーンの甘みがまた食欲がそそられる。この絶妙な塩加減がたまらんな。


ぱくぱくもぐもぐずずっ……ごっくん。


「ごっそーさん。」


食事が終わった俺達は、ダンジョンに向けて出発することにした。


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