表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
543/554

今日のナタリーさん 130

レビューいただきました。

ありがとうございます。


私はナタリー、冒険者である。


「……あれ?」


目が覚めたのですが、いつもとちょっと違う感じが……っていつもより明るい!?

しまった! どうやら昨日お酒を少々飲み過ぎたせいか、寝坊してしまったみたいです。


「ティアさん、起きて下さい!」


私が横で寝ているティアさんを起こすと直ぐに起きてくれました。


「ナタリーさん、おはようございます。」


「おはようございます。じゃなくて、寝坊しちゃってます!」


「えっ! そ、そうみたいです。急がないと!」


私達は慌てて着替えてキッチンへ向かうことにしました。

キッチンにはすでに彼とシャルちゃんが居て、一緒に朝食を作ってくれたみたいです。

どうやらパンケーキを焼いてくれたみたいです。その出来具合に感心してしまいます。

これはうかうかしていると、何時かシャルちゃんに全部持って行かれてしまいそうです。頑張らないといけません!


朝食を済ませた後に今日の予定を話し合うことに。どうやら急遽休暇にすることにしたみたいです。

これは私達が寝坊したからでしょうね。反省です。


自由行動をするにあたって、皆さんが彼と一緒に行きたいみたいです。勿論私も行きたいです。

ですが、彼は一人で出かけたいと言って行ってしまいました。残念です。


「アイリは今日どうするの?」


「ん~? 私もたまには一人でブラブラしてみようかな~って思ってるけど、ナタリーはどうするの?」


「そうですね……折角なので私も一人で行動してみようかな。」


「良いんじゃない? それじゃ私も行って来るね~」


アイリが手をヒラヒラと振りながら出て行きました。


「それじゃあたいも行ってくるのじゃ。」


「あ、はい。いってらっしゃい。」


どうやらビアンカさんも別行動をとるみたいだ。


「シャル。お母さんちょっと行きたいところが有るから。」


「一緒に行く。」


「え、えっと、シャルにはまだ早いというか何と言うか……お留守番じゃだめ?」


「行く。」


シャルティアさんが慌ててシャルちゃんを宥めています。もしかして?


「ねぇ、シャルちゃん。今日は私と何処かに行かない?」


「ナタリーと?」


「うん。」


「……行く。」


「じゃあ今日は宜しくね。」


「うん。」


「ナタリーさん、ありがとうございます。」


「いえいえ、それじゃシャルちゃんをお借りしますね。」


「シャルを宜しくお願いします。」


「任されました。じゃあ、シャルちゃん行こっか。」


「うん。」


こうして私はシャルちゃんとお出かけすることになりました。

とは言っても何をしましょうか。


「シャルちゃんは何処か行きたいとこ、または何かやりたいこととかって有るのかな?」


「んー」


シャルちゃんが考えながら視線を移動させています。

そしてある一点、こちらを見て視線が止まりました。正確には私の胸です。


「えっと、どうしたのかな?」


「やりたいこと見つけた。」


「どんなこと?」


「おっぱいを大きくしたい。」


「なるほど、おっぱいを大きく……って、ええぇぇぇぇ~~~!!」


「ナタリー声大きい。」


「ご、ごめんなさい。少し驚いてしまいました。」


「ん。」


「それで、どうして大きくしたいの?」


「ハル様は良くアイリ、ナタリー、お母さんのおっぱいを見ている。これに比べて私とビアンカはあまり見ない。」


「えっと……」


確かに彼は昔から私の胸をよく見てました。シャルちゃんにまでバレてたんですね。


「だから、シャルも大きくなればハル様が手を出してくれる。」


「シャルちゃん、それは違うと思うよ?」


「違くない。」


「そっかな? だったら何でハルさんは、ビアンカさんと仲が良いのでしょうか?」


「それは……」


「ハルさんが胸しか見ていないのでしたら、ビアンカさんとも仲良くしていないと思いませんか?」


「・・・・」


「ハルさんはね、シャルちゃんのことがとっても大事なんですよ。」


「本当?」


「あら? ハルさんは、シャルちゃんのこと無視したりイジワルとかをしているんですか?」


「してない。」


「ですよね。それはハルさんがシャルちゃんのことが大事だからなんですよ。」


「うん……」


「大丈夫。シャルちゃんがもっと成長して大きくなれば、きっと……」


「わかった。」


どうやら納得してくれたみたいです。


「なら、今の内からおっぱいを大きくしておけば、ハル様の視線は若いシャルが独り占め。頑張る!」


「ぐっ!」


卑怯です。シャルちゃんはあと8年ほどで大人の仲間入りです。そして8年後の私は……ぶるり!

これ以上考えることは危険と判断したので、私は考えることを辞めることにしました。


「そ、それで、シャルちゃんは何がやりたいのかな?」


「んー……お肉?」


「そっか、じゃあ美味しい物食べに行こっか。」


「うん!」


私達は美味しい物を探しに出かけることにしました。

でも、今朝ごはん食べたばっかりですが、良いんでしょうか?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ