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アイリさんと


宿の中に入ると、丁度食事を終わらせたアイリさんが出て来たところにかち合った。


「あ~!! ハル君がビアンカと一緒にお酒飲んで帰ってきた~! ズルイ~!!」


「ふふん♪ 良いじゃろ~ まぁ、ハルと会ったのは偶然なんじゃけどな。」


「ハル君、ビアンカばっかりズルイ~!」


「別にビアンカばかり優遇しているつもりは無いんだけど、今回は色々手伝ってもらったお礼ってのも有ってだな。」


「手伝いって?」


「昼間に以前働いた食堂のロザリーさんに捕まってさ、屋台の手伝いをさせられたんだけど、あまりの忙しさに大変だった時にビアンカさんが来てくれたんだ。」


「えっ? ビアンカが? 本当に?」


「そうだけど、どうしたの?」


ビックリしているみたいだが、何か有ったのだろうか?


「だって、ビアンカ料理出来ないじゃない。」


「ああ、そう言うことか。ビアンカは主にお客さんの対応をしてもらったんだよ。」


「なるほどね、そう言うことだったんだ~

 あ~あ、そう言うことなら私も買い物何か行かずに噂の屋台に行くんだったな~」


「ビアンカも言ってたけど、そんなに噂になってたのか?」


「ハル君は知らなかったの? 結構有名な話だよ? と言っても私も街を散策しているときに知ったんだけどね~」


「そうなんだ。全く知らなかった。」


「あはははっ、ハル君らしいね~♪」


ビアンカさんにも似た様なこと言われたが、俺らしいってどんなのだろう? 今一つ良く分らん。


「そーいや他の人は?」


「さあ? 部屋に戻っているんじゃないかな?」


「そっか、明日の話も有るし行ってみるか。」


部屋に戻ると、他のみんなも揃っていたみたいだ。


「ハルさん、お帰りなさい。」


「お帰りなさいませ。」


「おかえり。」


「ただいま。」


「ただいまなのじゃ。」


「戻ったよ~」


「ハルさんはアイリとビアンカさんの3人で出かけてたのですか?」


ナタリーさんが少し羨ましそうな顔で聞いて来た。


「私は違うよ? 私はさっき食堂から出た時に会っただけだし。」


「あたいは、まぁその、ハルとはたまたま屋台で会ったのじゃ。本当に偶然で有って、別に抜け駆けした訳じゃないぞ?」


「あ、いえ、別に疑ってた訳じゃないですよ。ただ良いな~って思っただけです。ごめんなさい。」


ナタリーさんがあわあわと両手を振って否定している。慌てているナタリーさんが可愛いな。


「とりあえず今日は急遽休みにしちゃったけど、明日はダンジョンに行こうと思ってるんだが、皆は大丈夫?

 何か用事が有るんだったら、またその次の日に変更しても良いしね。」


「問題無いのじゃ。」


「私は大丈夫だよ~」


「問題有りません。」


「行く。」


ティアさんはニッコリと微笑んでるだけだ。


「じゃあ明日はこの前の続きを攻略しようか。」


「「「「「はい(なのじゃ)!」」」」」


これで明日の予定は決まったな。


「じゃあ、ビアンカを抜いて部屋決めするよ~」


「な、なんじゃと!?」


「だって……ねぇ?」


アイリさんが他のメンバーを見ると、みんな頷いている。


「後生じゃ……」


ビアンカさんがガックリと俯いた。どんまい。


「「「「じゃん、けん……ぽい!」」」」


「やった! 勝った~!!」


「負けちゃいました。」


「負け。」


「残念です。」


どうやら今日の勝者はアイリさんみたいだ。


「ほら、ハル君行こ~♪」


「お、おう。じゃあ又明日な。」


俺はアイリさんに引っ張られて部屋を出て行くのだった。


「ハ~ル君♪」


「何?」


「えへへ~呼んでみただけ~♪」


「そ、そう?」


何かやたらとアイリさんのテンションが高いな。


「何か良いことでも有ったの?」


「それはね、ハル君と一緒なんだもん♪」


「お、おう。」


屈託のない笑顔が眩しい! ヤバイ……嬉しすぎる!

今の俺の顔って真っ赤になってるんじゃないだろうか?


「ほらほら、体を洗っちゃおうよ~」


アイリさんがそう言って服を脱ぎだした。


ぷるるん♪


おぉ……神よ……おっぱいの神よ……ありがとう……


((゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっぱい!)


何だこれ、ますます神がかったおっぱいになっているじゃないか。

至高や究極で表現するのも失礼なくらいなものとなっていた。見た目はもちろんのこと、この張り、弾力とも最高過ぎる!!

神のおっぱい。あえて言うな『(しん)ぱい』とでも命名しておこう。


「あっ……うん、ハルく…ん、ふわぁ、も、もう駄目~!!」


アイリさんが腰砕けになって座り込んでしまった。


「あれ?」


どうやら俺は、いつの間にかアイリさんのおっぱいも揉みまくっていたみたいだ。

そう言えばさっき張りや弾力がって認識していたな。納得だ。


「もう! だったらお返しだ~!!」


アイリさんが『神ぱい』を使った反撃をしてきた。


「ちょ! やばい! 何これ、マジヤバイって!! あぁ~~~~~~~~~~~!!」


俺は『神ぱい』の攻撃に耐えることが出来なかった。

こうして夜は更けていくのだった……


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― 新着の感想 ―
[良い点] おっぱい神が久しぶりに出たからドキドキしたわ! [気になる点] これからどうなるのか?気になってしまう。続き楽しみです。 [一言] おっぱい最高だよね。おっぱい神はまさに神だわ(笑)これか…
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