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今日のナタリーさん 109


私はナタリー、冒険者である。


朝になり目が覚めました。周りを見るとまだ寝ているみたいで、連続でお寝坊さんにならなくて良かったです。

顔を洗い、着替えた所で、他の方たちも起き出してきました。


「おはようございます。」


「おはよう。」


「ナタリーさん、おはようございます。」


「にゅ~」


相変わらずアイリは朝が弱いです。

まぁ、何する訳でも無いので、そっとしておきましょう。


「お腹空いた。」


「じゃあ、アイリを起こして朝ごはん食べに行こうか。」


「うん!」


そうと決まればアイリを起こすことにしました。


「ほらアイリ、起きて。」


「ん~」


アイリは私の手をはねのける様にしてゴロンと仰向けになる。これは中々手ごわそうだ。

ふと、アイリの胸に目が行く。私から見てもアイリの胸は形も大きさも理想形だ。正直羨ましい。


「このっ!」


私はアイリの胸を掴んでみた。

うっ…さすがはおっぱい神様の加護を貰っているだけ有るかもしれません。

自分の胸とは少し違う感じです。やっぱり羨ましいです。


「ナタリー何やってるの?」


流石のアイリも目が覚めたみたいです。


「べっつにぃ~!」


「う、うん、な、何でも無いならそれで良いわ…」


「ほら、朝ごはんに行くから着替えて。」


「は~い。」


アイリの準備が終わったので、みんなで食堂へ向かうことにした。

空いている席に座り、朝食をお願いします。


「ケリーさん、日替わりの朝食を4つお願いしますね。」


「はい。直ぐにお持ちします。」


朝食が来る間に今日の予定を聞いておきましょうか。


「アイリは今日何するの?」


「何も無いよ~」


「無い。」


「私も無いですね。」


「私もそうですが、みなさんもでしたか。」


「まぁね~、だったらみんなで何処か行く?」


「行く!」


「どこが良いでしょうか。」


「それが迷う所だよね~」


そこにおずおずと、シャルティアさんが提案してきた。


「明日からまたダンジョンへ向かうんですよね?」


「多分ね~」


「でしたら、ここの所休みも続いてたことですし、少し体を動かすのも良いかもしれませんね。」


あっそっか、この前狩りに言った時は、シャルティアさんが居なかったんだっけ。

確かにシャルティアさん的にはそう思っても仕方がないかもしれません。

私も武器を使いこなせている訳でも無いですし、良いかもしれません。


「じゃあまた狩りにでも行く?」


「行く!」


「いいよ~」


「はい。」


今日は狩りに行くことで決まりですね。


「お待たせしました。」


そこにケリーさんが朝食を持って来てくれました。

朝食を受け取り、食べ終えた私達は、街の外へ向けて出発するのでした。


・・・・


街の外へとやってきました。

いざ狩りを始めましょうかと言うところで、アイリが聞いてきました。


「で、どうやって狩るの?」


「えっ?」


そうでした。今居るメンバーで索敵が出来る人は誰も居ません。

よくよく考えると、ビアンカさんみたいな防いでくれる人も居ませんし、転ばしてくれる彼も居ません。

シャルちゃんや、レベルの高いアイリならば問題無さそうですが、私はちょっと自信が有りません。


「頑張る。」


シャルちゃんが前に出てくれるみたいですが、こんなにも小さな子を前面に出して盾にするのも抵抗が有ります。

…ここはやっぱり、多少ケガをしても対処出来る私が前に出るべきなんでしょうね。


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