表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/554

今日のナタリーさん 10


私はナタリー

冒険者ギルドの受付嬢である


今日もお仕事を頑張ろう

朝のピークが終わり一息ついたところでリリアが声を掛けてきた


「もしもーし、ナタリー大丈夫…っぽいね」


「?」


「なんでもない、なんでもないから気にしないで」


「そう?」


「昨日は、本~当~にごめん!」


「昨日、何か有った?」


「いやさ、先に帰っちゃったこととか」


「ううん、大丈夫だから」


「なら、よかった、さあ、お仕事お仕事っと」


リリアは何が言いたかったのだろうか?謎です

その後も普通に仕事をこなす


夕刻になり彼がやってきた

昨日言っていた予定通りに解体の練習をしてきたみたいだ

見た感じ十分に処理をされているので、買取に問題はなかった

薬草も問題が無かったので処理を行った

彼はいつも事前に調べ、丁寧に納品を扱ってくれるので、対応するこちらとしても大助かりです

みんながみんなこんな風だったら良いのになと思った


そうそう、忘れるところだった

彼には休む際に連絡を入れるようにお願いした

別にギルドでは報告する義務は無いのだが、担当として冒険者の安全は把握しておかないといけない

これは仕事なのであって、個人的な理由ではない

最後に明日も来てくれますようにと、願いを込めて挨拶をしてみた、この願いが届きますように


窓口を離れた彼はクリストさんと何か話しているみたいだ

会話は聞えないからどんな内容を話しているのかは不明だが、こちらをたまに見て話しているので気になった

他の冒険者にも声を掛けているのも見えた、何をしているのだろうか

最後に何か恐れる感じで頷いていた、何を言われたのだろうか

クリストさんが相手だし、大丈夫だとは思うが…


話を終えた彼はギルドを出て行った

さきほどの願いが叶いますように


私は受付嬢、ギルドの顔だ、明日も頑張ろう


知らないってことは幸せなのかもしれない

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ