今日のナタリーさん 108
教会を出ると日も暮れていました。
急いで宿屋へと帰ることにしました。
「あ、ビアンカさん。」
「ナタリーか。」
「ビアンカさんも今帰りですか?」
「そうじゃ、一緒に帰るかの。」
「ええ。」
少し歩くと、今度はシャルティアさんとシャルちゃんの親子と会いました。
「シャルティアさん、シャルちゃん。」
「ナタリーさん、ビアンカさんも。」
「みんな一緒じゃな。」
「ええ。」
「お腹空いた。」
どうやらシャルちゃんはお腹が空いたみたいです。
「うふふっ、そうですね、速く帰ろっか。」
「うん。」
宿屋に到着し、食堂へと向かいます。
彼とアイリが一緒に食事をしていました。
「ケリーよ、エールじゃ!」
ビアンカさんが早速お酒を頼むみたいです。
私も今日は頑張って治療をしていたので喉が渇いています。私もお願いすることにしました。
もちろんシャルティアさんも、シャルちゃんも飲み物を頼んだみたいです。
「「「「「「乾杯~!!(なのじゃ)」」」」」」
彼に冷やして貰い乾杯をします。
ん~~~!! この冷えたエールは、やっぱり最高ですね!!
シャルティアさんが彼無しでは生きられないと行ってますが、私もそれには同意しますね。
も、もちろん冷えたエールが飲めなくなるからじゃないですよ? 本当ですよ?
その後は、食事をしながら皆さんの今日の出来事を話してお開きとなりました。
今日はビアンカさんの日ですね、頑張ってね。
部屋に戻ってきた私達は、湯あみを済ませ、寝ることにしました。
ベットに入ると、アイリが延々と話しかけてきました。
「今日ハル君がね……ハル君とね……ハル君が~」
アイリ…羨ましくなるから黙って!
でも、彼とアイリが行ったお店には興味が有ります。今度彼に連れて行って貰おうっと♪
私はナタリー冒険者だ。明日もまた頑張ろう。
おやすみなさい。




