やっぱり以下同文
目が覚めた。やっぱり体はだるかった。
それにしてもアイリさんのアレは凄かった…
金額が高くても風俗通いをしてしまう人の気持ちが少し分かった気がする。
こんな感じならば、俺も前世(?)で経験しておくのも悪く無かったかもしれない…
ただ同じことをするのであれば、オールの割引コースが有るならまだしも、延長の延長で対応した場合、金額が恐ろしいことになりそうだな(汗)
おはようございます。
アイリさんが、可愛い顔で眠っている。
今の内に、今回も大変お世話になった、ジョルシュおっぱい神様への感謝の挨拶でもしておくか。
昨晩も挨拶はしたが、それはそれ、これはこれだ。
「(゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっぱい!」
((゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっぱい!)
「(゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっぱい!」
((゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっぱい!)
「(゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっ…」
「ハル君、おっぱいがどうしたの? おっぱい触るの?」
「あ、いや、その、え~っと。」
どうやらお祈りの声で、アイリさんが目を覚ましてしまったみたいだ。
こういう時、どういう顔をすれば良いのか分からないんだが、笑えば良いんだろうか?
「ハル君…いいよ?」
アイリさんが恥かしがりながらも、胸をはだけさせて差し出してきた。
うひょ~!! 最高だぜ!!
・・・・
いやぁ~思いっきりアイリさんのおっぱいを堪能してしまったな。
だが、反省はしていない。
「さて起きるか。」
「起きるって言っても、もうお昼だけどね~」
「…すんません。」
「あはははっ、良いよ~」
とりあえず体を綺麗にしてから着替えることにした。
着替えが終わった早々に、アイリさんが訴えてきた。
「ハル君、お腹空いた~」
「そうだな、何か食べに行こうか。」
「うん♪」
そりゃあ昼間まで運動(?)してたからな、お腹がすくのも仕方が無いと思う。
昔何かの記事で読んだのだが、某職業の嬢は、食べないとドンドン痩せてしまうらしいから、かなりの運動量みたいだしな。
早速俺達は宿を後にして街へ繰り出すことにした。
「さて、何を食べようかな。」
「ん~、あ、あそこのお店なんてどうかな?」
アイリさんが指を指した方を見ると、なんともファンシーでカラフルなお店だった。
結構若者に人気な店らしく、沢山のカップルが並んでいた。
これはある意味、結構難易度が高いのでは無いだろうか?
「どうしたの?」
「いや、何でも無い。」
アイリさんに声を掛けられて気が付いた。
そうだった、今の俺もアイリさんと2人ってことは、傍から見ればカップルに見えなくも無いのか。
だったら行っても良いのかもしれない。
「じゃあ、並ぼうか。」
「うん♪」
俺達は最後尾に並んだ。
「ハル君、楽しみだね~」
「こういったお店って入ったこと無かったから、俺も楽しみだよ。」
俺達が何気ない会話をしていると、周りがザワザワ…と言うか喧嘩し始めていた。
「何よ! 私が居ると言うのに!!」
「どうせ私の胸なんて小さいわよ!」
「私なんて駄目な女ですよね、シクシク…」
少なく見ても3つのカップルが修羅場になっていた。
バシン!
「もう知らない!!」
「おい、待てよ!」
あっ、怒ってビンタした後に列から抜けて去って行ったカップルもいた。
とりあえず分かってることは、原因がアイリさんだと言うことだ。正確にはアイリさんの胸だ。
うん、これは仕方がない、と言うか俺も間違いなく見る。もちろんこっそりとだが。
ただ、カップルで来ていているのに、他の女性を見るのは止めておいた方がお互い幸せだと思うのだが、どうなのだろうか?
俺? 俺は他の女性のは見てないぞ。だって、ここに居る誰よりも一番な女性が脇に居るんだし、見る必要なんて無いしな。
某イベント(?)のせいで列がずいぶんと短くなってしまった。
御蔭で俺達の順番が直ぐに回ってきたのは幸いだ。
「ほら、ハル君行こ~」
「おう。」
テーブルに着き、メニューを確認してみる。
「何々、貴方に身も心も捧げますケーキ? チョーハッピーラブラブオムライス? 出会った私達の甘酸っぱいムース? 好き好き大好きラブジュースって何だこりゃ!」
「あはははっ、面白い名前~!」
周りを確認してみると、ここの料理って基本2人で食べたり飲んだりする物しか無いみたいだ。例外はおしぼりだけだ。
「と、とりあえず、何食べたい?」
「じゃあ、この俺は彼女を世界で一番愛しているピラフと、君を一生離さないウェディングケーキ、後は好き好き大好きラブジュースが良いな~」
「お、おう。」
決まったことだし、ウェイトレスを呼ぶとする。
「すいませ~ん。」
「は~い。」
「えっと、これと、これと、これ…」
俺がメニューを指差して注文しようとしたら、アイリさんからの悲しそうな視線が…もしかしてキチンと注文しないと駄目なの!?
「あ、あの…お、俺は彼女をせ、世界で一番愛しているピラフ、君をい、一生離さないウェディングケーキ、す、す、す、好き好き、だ、大好きララララブジュースをお、お願いします。くっ…こ、殺せ!!」
な、何とか言い切ったぞ!!
「確認します。俺は彼女を世界で一番愛しているピラフと、君を一生離さないウェディングケーキ、好き好き大好きラブジュース、くっ…こ、殺せ!!ポークステーキですね。」
スゲーこんな恥ずかしい商品名をスラスラと言いやがった、さすがは店員だ。…あれ?
「あのー、最後のポークステーキって何ですか?」
「お客様が頼んだ物ですが。」
「えっ?」
俺は慌ててメニューを確認してみる。
…有った。マジかよ…こんなメニューもあったのかよ!
下手なことは言わない様に気を付けねば。
「すいません、ポークステーキはキャンセルで。」
「かしこまりました。お飲み物と、デザートは食後で宜しいでしょうか?」
「飲み物だけ先にお願いします。」
「かしこまりました。少々お待ちください。」
ウェイトレスが頭を下げて下がって行った。
はぁ…頼むだけなのに凄く疲れた。
ふとアイリさんを見ると、声を出さずに肩で笑っていた。
「アイリ?」
「ご、ごめんね、ぷっ…あははははっ! あ~可笑しかった~♪」
「他人事だと思って…」
アイリさんに思いっきり笑われてしまった。
俺も同じ立場だったら笑わない自信は無いから怒りはしないけどさ。
「恥ずかしがってるハル君が見れただけでも、ここに来て良かったよ~」
「そうでっか。」
「まぁまぁ、そう拗ねないの。でも、このお店って彼氏とかに言わせることで反応を楽しむってのも有ると思うよ? 多分だけどね。」
「へいへい。」
料理が来るまで、俺とアイリさんは、他のカップル同様に楽しくお話しをするのだった。




