やっぱり寝過ごした
目が覚めた。案の定体がだるいのは仕方がない。
昨夜はティアさんとのボ〇モンバトルが熱かったからだ。
連戦につく連戦で勝敗は同率、ラストバトルではダブルノックダウンで引き分けに終わったのだ。
何が言いたいかと言うと、そう言うことである(謎)
朝まで頑張ってしまったのは、やはり食事の影響も大きかったのだろう。
おはようございます。
ティアさんは俺の腕枕で幸せそうに寝ている。
そろそろ起こしても良いかな。
もふっ♪
「ひゃん!」
ティアさんがビックリして飛び起きた。
「す、すまん。」
「い、いえ、相変わらずぬし様は、シッポが好きでありんすね。」
「もちろんだ! 特にティアとシャルのシッポは世界で一番だと思ってるぞ!」
「…ぬし様は、わっちとシャルの何方の方が好きでありんすか?」
「うっ…」
何とも答えにくい質問をされてしまった。余計なことを言ったかもしれん…
ティアさんがからかう様な、でも何かを期待する様な目でこちらを見ていた。
俺は…
何も答えずに、思いのままにティアさんのシッポをもふりまくるのだった。
「あふっ、ぬ、ぬし様…そ、それはズルイで…ありんすよ…」
あーあー聞こえない~!!
・・・・
俺の脇には、ぐったりとしたティアさんが居る。まぁ、ジム戦か何かが有ったのかもしれない。
「ぬし様?」
ティアさんのジト目だ。ごちそうさまです。
と言うか、シャルにソックリなのは、やっぱり親子だな。うん。
「さて起きるか。」
「はい。」
体を洗い、着替えた俺達は食堂へ向かうことにした。
食堂には、やっぱり誰も居なかった。
「ハル様、お食事を作りましょうか?」
「そうだなぁ、折角だし一緒に作ろうか?」
「良いんですか?」
「もちろん。」
「嬉しいです。」
俺達はキッチンを借りて朝食を作ることにした。
さて、何を作ろうかな。
「ティア、何か食べたい物とかって有る?」
「そうですね、何か新しい料理に挑戦してみたいですね。」
「新しい料理か。」
何が良いかな。俺はジェニファーレシピ集を取り出して、パラパラとめくってみた。
「ん?」
ふと、うどんのレシピの所で目が留まった。
うどんか、悪く無いな。そーいやこっちに来てからはパスタ以外の麺類って食べて無かったな。
とりあえず今日はうどんにすることに決定だ! 俺のお腹がうどんを求めているのだ。
「ティア、うどんを作ろう思う。」
「うどんですか? それってどんな料理なんですか?」
「パスタに似た料理だよ、汁に付けて食べるんだ。」
「そうなんですね、どんな料理か楽しみです。」
こうして俺達はうどんを作ることにした。




