ティアさんと
たまには夜の営みを書いてみた。
部屋に戻ってくると、ティアさんが俺にもたれ掛かってきた。
「ぬし様、わっちは一日千秋の思いで、この日をお待ちしてありんした。」
「ティア…」
ティアさんは、潤んだ瞳で俺を見上げていた。
あーヤバイわコレ…なんで人妻って、こう何とも言えない様な色気が有るんだ?
昔から人妻系のDVDが売れる理由が良く分るよな。
「そう言えばティアは治ってから色々と無茶を言って迷惑を掛けちゃってるよな、無理なことが有ったらキチンと無理と言ってくれよな?」
「無理なことは全然無いでありんすよ。逆に色々と楽しくやらせて頂いでるでありんす。」
「そっか、なら生活する上で困ったこととかは有る?」
もしかすると獣人と人間で生活する上での違いとかが有るかもしれないしな。
「・・・・」
俺が質問すると、ティアさんが俯いて黙ってしまった。
「す、すまん! 変なこと聞いちゃったよな。他意は無かったんだ。
ただ、俺は獣人の生活を良く知らないからさ、俺達との違いによって困ってるかなと思って聞いたんだよ。
他にも、やっぱり奴隷とかで肩身の狭い思いをさせちゃってるのも有るかなと思ってさ。」
「それは問題無いでありんす!」
「そ、そう?」
勢い良く否定されたので、少しビックリした。
「わっちは、ぬし様の奴隷で居ることに何の不満も無いでありんすよ?
生活についても、奴隷になる前よりも良い生活をさせて頂いてますし、有難いくらいでありんすよ。ただ…」
あ、やっぱり何か有るんだ。だけど何か言い難いことなのか、黙ったままだ。
「どんな内容でも大丈夫だよ。俺はティアを、嫌ったり怒ったりはしないから。」
俺はティアさんを安心させるためにも、思いを込めてギュッと力強く抱きしめる。
「はぅ…」
力を入れ過ぎたのか、ティアさんから吐息が漏れた。
「あ、ごめん。」
「い、いえ、嫌だった訳ではないでありんす。出来ればもっとギュッとしておくんなし。」
ティアさんが耳まで真っ赤にしながらそう言ってきた。
「こ、こうか?」
「はい。嬉しゅうござりんす。
あの…ぬし様?」
「何?」
「わっちが、ぬし様の番いで宜しいのでありんすか?」
「えっ! 奴隷だから仕方なく了解しただけで、もしかして嫌だったとか? そ、そんなぁ…」
「い、いえ!! わっちは本当にぬしさまと番いになれることを嬉しゅう思っているでありんすよ。」
「だったら何で?」
「…私が獣人だから…ぬし様が奇異な目で見られるでありんす。」
「それで?」
「ぬし様にご迷惑を…」
それって人間が獣人に興味を持たないってアレのことね。まったく…
「ふぅ~ん、そんな下らないことが理由で、俺が大好きなティアを諦めると思ってるんだ。
そんな悪いこと言う子にはお仕置きしないと駄目かな?」
俺はティアのシッポを掴んだ。
「ひゃぅ! ハル様!?」
「こうしてシッポを触ることが出来るのって、番いになってくれる証拠なんだよね?」
俺は付け根から先端までじっくりとシッポを攻めている。
「ほら、ティア、嫌だったら逃げてもいいんだぞ?」
俺は弱点の根本を執拗にコリコリする。
ティアさんは全く逃げる様子は無かった。むしろより体を俺に預けて来る感じだ。
「あふっ…」
カプッ!
ティアさんの吐息が聞えたと思ったら、首筋を噛まれてしまった。
とは言っても甘噛みなので、痛くは無いけどね。
「ハル様は、意地悪でありんす。
わっちが、どれだけお慕いしているのか分かってるでありんすよね?」
「さてね? 態度で示してくれないと分からないなぁ~」
「もぅ…ぬし様も困った人でありんすね。」
ティアさんのその嬉しいのだけど、どうしたら良いのかで困ったような顔は最高です。
「ハル様、ティアは悪い子でありんす。お仕置きしておくんなし。」
あ、もう駄目だ!!
「ん…」
俺はティアさんの唇を奪う!
もちろんシッポへの刺激は、離さないぞとばかりに継続して行っている。
それにより、ティアさんがブルリと震え、ガクガクと腰砕けになった。
「あぁ…ぬし様! わっちは、わっちは~!!」
それを見て、俺のポ〇モンが、キー〇トーンも無しにメ〇進化を遂げる!!
そしてメ〇進化を遂げたのを見たティアさんは、何とも言えない艶の有る顔で笑った。背筋がゾクゾクとした。
「わっちでこんなになってくれて、わっちは嬉しいでありんす…」
ティアさん攻撃! ノー〇ルタイプの特殊技、し〇りとるだ!
ハルのポ〇モンHPは満タンだ、これは威力が絶大だ!!
だが、ハルは食事の御蔭でまだまだ元気だ!
俺は反撃をする。く〇タイプの特殊技、は〇びらのまいだ!
だが、使うのはティアさんのはなびらだ! 俺はこんらんした…
こんらんした俺は、執拗にティアさんのしっぽとはなびらへと攻撃を繰り返している!!
「ハッ、ハッ、ハッ…」
俺の攻撃は、ティアさんのHPを徐々に削って行く。かなりHPが減ってきたのか息が上がってきた。
ティアさんが、か〇とうタイプの物理技のカウンターだ!! ハルのポ〇モンへ2倍のダメージだ!!
ティアさんがお返しとばかりに、執拗に俺のポ〇モンへとダメージを与え続けている! 負けて堪るか!
俺はじ〇めんタイプの物理技、あな〇ほるだ!
俺のポ〇モンは、一度攻撃から逃れるためにティアさんへと潜った。
そこに待っていたとばかりに、ティアさんがノー〇ルタイプの物理技、しめ〇けるだ!!
俺のポ〇モンは逃げられない!! 連続ダメージだ!!
ハルのポ〇モン、戦闘不能によりティアの勝利!
俺は負けてしまった。
と思ったら食いしばりが発動、HP1で耐えた!
そして夕食の効果で再びHPが満タンに…
こうして夜は更けていくのであった。
ネタに走ったが、嘘は付いてない。
廓言葉が難しいです。たぶん間違ってると思います。




