今日のナタリーさん 91
すいません、ちょっと訳あって違う小説を優先してました。
長いので一度切ります。決して書いてないからごにょごにょ…(汗)
私はナタリー、冒険者である。
何となく寂しさを感じ、目が覚めた。
あれ? 彼が居ない…
そこにシャルちゃんがやってきたので聞いてみることにした。
「シャルちゃん、ハルさんは?」
「分かんない。でも、さっきまで居た。」
どうやら彼は起きて部屋を出て行ったみたいだ。
だったらさっさと朝食を作りに行かないと。
他のみんなも起こし、着替えた後に食堂へ向かうことにしました。
それにしても、彼は何もしなかったんですね…少し寂しいです。
食堂へ行くと、彼はコーシーを飲んでくつろいでいました。
彼に謝り朝食を作りに…って、もう食べ終わっちゃったんですね…残念です。
彼が今日はお休みにすることを伝え、そのまま宿屋を出て行ってしまった。
一緒に付いて行きたかったのですが、それだと休みにならないですよね…
仕方が無いので私は私で行動することにしましょう。
いざ休みになると、何をして良いのか悩みます。
「ナタリー、一緒に買い物にでも行かない?」
「良いですよ。」
アイリからのお誘いだ。何も決まって居なかったので渡りに船だったので、誘いを受けることにしました。
朝食を済ませた後は他の皆さんと別れて、出発します。
「で、何処に行くの?」
「実はまた下着のサイズが合わなくなっちゃってさ~」
「・・・・」
確かに言われてみると、また大きくなった? いえ違いますね。無駄が無くなって精錬されたと言った方が正解ですね。羨ましい限りです。
「な、ナタリー? ちょっと顔が怖いんだけど…」
どうやら表情に出ていたみたいです。
「だ、だったらナタリーも例の教会でお祈りしてみたらい良いじゃない! そうだ、そうしよう! うん。」
「…そうですね、行ってみましょうか。」
私も興味が有ったのでその提案に乗ることにしました。
・・・・
私とアイリは創造神様の教会へとやって来ました。
とりあえず神父さんへお祈りしたいことを伝え、お布施を渡します。
ここは奮発して彼と同じく金貨を提示することにしました。今の私達ならこのくらいなら大丈夫ですしね。
「こちらでお願いします。」
「これはこれは、大変な信仰をありがとうございます。
あなたにショーボン神様のご加護が有りますように…」
「はい、ありがとうございます。」
そして私達は祭壇へと向かいます。
私は膝を付き、創造神様へお祈りを捧げます。
(創造神様、何時も私達を見守って頂きありがとうございます。
仲間たちが怪我をしない様に見守っていてください。)
特に体には変化が無かった。そうですよね、神様の加護なんてそうそう貰える訳は無いですよね。
「ナタリーどうだった?」
「特に変わらないみたい。」
「ん~やっぱりお祈りの仕方が間違っているんじゃないの?」
「そうでしょうか?」
「あの時どうしたんだっけ? 確か…『ぬるぽ』だっけ?」
「・・・・」
「あ、聞こえた。」
「え? 嘘!」
私には一切聞えませんでした。
「そう言えば、ハルさんは神様への挨拶と言ってましたよね。」
「そうそう、そんなこと言ってたね~」
「では、私も挨拶させて頂きますね。『ぬるぽ。』」
(ガッ!)
「!? 聞こえました!」
どうやらこの声が神様の声と言う物なのでしょう。
今なら神様へお願いが届くのかもしれません。
「お願いします! 私にも是非! おっぱい神の加護を!!」
(・・・・)
「やっぱり駄目みたいですね…」
(おっぱい…)
「えっ?」
(ジョルシュちゃん、それじゃ通じないわよ?
ごめんなさいね、ジョルシュちゃんは『おっぱい』としか話せないから。
加護については、この間あげちゃったから今は力が無くて加護は無理なんだって。)
「そうですか…残念です。」
(ん~可哀相だから、貴方は私の信者みたいだし、替わりに私があげるね。えぃ!)
何か私に入ってきた気がした。
「ステータス。」
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名前:ナタリー
年齢:24
状態:普通
LV:4
HP:29/29
MP:35/35
STR:11
VIT:9
AGI:9
INT:29
DEX:18
LUK:5
スキル:魔力操作Lv5(new)、聖魔法Lv5(new)、礼儀作法Lv4、接客Lv4、料理Lv6、家事Lv6、槌術Lv2
称号:すぃ治癒の神の加護(new)
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「えっ? すぃ治癒の神の加護!?」
どうやら私は加護を得ることが出来たみたいだ。
しかもすぃ治癒の神だ。その御蔭か、魔力操作と聖魔法のレベルまで上がっていたのだ。
これでより彼が怪我をしたとしても助けることが出来ます。
「ありがとうございます。」
私はすぃ神様へ感謝を込めて頭を下げた。
「ナタリーやったじゃない♪」
「うん、アイリとは違ったのは残念でしたけれど。」
「へっへ~ん、ハル君は私に任せれば良いから気にしないで♪」
「ハルさんはそんなことで区別はしませんよ?」
「そう? そうだと良いね~」
フフンとアイリが言ってきた。…大丈夫だよね?




