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地下5階 4


俺達は途中ショートカットを使用してサクサクと進み、地下5階へと到着した。


「じゃあ、右の道へ進むぞ。」


昨日見つけた曲がり角のショートカットを無視しして通路を進むことにする。

少し進むとY字路に出た。何となく右は昨日の通った道に出そうなので、確認のために行ってみるとにした。

案の定、最初の小部屋の前に出たので引き返すことにする。


「っと、敵発見、反応は4。さっきのY字路の左に行った所で待ち伏せしているっぽいな。」


「範囲魔法しよっか?」


「いや、多分ホブゴブリンとゴブリンだから、魔法で2匹だけ倒してくれればいいよ。」


「おっけ~」


「はい。」


アイリさんとティアさんが頷いたので、後は臨機応変に対応することにする。

Y字路を左に進み、前方に敵を確認出来た所で、ビアンカさんが挑発した。


「ほれ、ゴブリンよ、掛かって来るのじゃ。」


やっぱり敵はホブゴブリン1、ゴブリン3の集団だった。

ゴブリン3体が向かってきたので、アイリさんとティアさんの魔法で先制してもらう。


「アイスウォーターアロー!」


「炎の矢!」


真っすぐ飛んで行った魔法がゴブリンに命中し、倒したみたいだ。

1匹のゴブリンは俺とシャルに任せ、ビアンカさんがホブゴブリンへと向かった。


「てやっ!」


先制とばかりに短槍をゴブリンの体目掛けて突き刺す!


グサッ!


「ギャア!」


あれ? 当たった? ついでに倒せたみたいだ。

それを見たシャルは追撃をキャンセルし、ホブゴブリンへと向かって行く。う~ん素早いな。

向こうは丁度ホブゴブリンとビアンカさんが接触した所だ。


ガイン!


ビアンカさんが盾で防いで、攻撃を繰り出す!


「ギャア!」


見事ビアンカさんの攻撃が当たり、ホブゴブリンは倒したみたいだ。

それを見たシャルは、今回何も出来なかったため膨れ顔だ。


「ほ、ほら、次があるじゃんか。」


「そ、そうじゃぞ、あたいの攻撃が当たったのなんか、たまたまじゃ。運が良かっただけじゃ。」


俺とビアンカさんは慌ててシャルを慰めた。


「次、頑張る。」


「おう。」


なんとか機嫌も治ったみたいなので、引き続きダンジョンを攻略していくことにする。

反対側の地下5階も作りは同じらしく、通路と小部屋だけっぽかった。

敵を倒しながら進むと、前にも見かけた扉へと到着した。

2PTが待っていたので、その後ろに並ぶことにする。


「さて、どう攻略しようか。」


「まずはビアンカが接触する前に範囲魔法した方が良い?」


「即座に発動は可能か?」


「う~ん、1,2秒は欲しいかな。」


「それだけの時間だと近づかれる可能性が有るな。」


「あの。」


「ティアどうした?」


「私の炎の壁なら直ぐに出せますので、多少の足止めなら可能かと思います。」


「ふむ…なら中に入ってゴブリンナイトが待機していたらそのままアイリの魔法で対応、近づくならティアの炎の壁を使用するで行ってみよう。」


「「はい。」」


「魔法の後はビアンカ頼むぞ。」


「任せるのじゃ。」


作戦も決まったので、後は順番を待つことにした。

今回は大きなケガをすることも無く2PTが出てきたので、いよいよ俺達の番だ。


「行くぞ!」


「「「「「はい!」」」」」


俺は扉に手を掛けて中に入るのだった。


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