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レビューを頂きました。

ありがとうございます。


宿屋に戻ってきた俺達は、一度着替えてから食事をすることにした。

ナタリーさんとティアさんは夕食を作りに行っている。


「今日は一杯稼げたのじゃ! おーい、ケリーよエールを頼むのじゃ。」


向こうで控えていたケリーにビアンカさんが注文をした。


「あ、私も貰おうかな~」


「俺の分のエールもお願いな。」


「ジュース。」


「畏まりました~」


ケリーが注文を受けて離れて行った。


「ハル君、地下5階のマップが完成したら、下に降りるの?」


「う~ん、ゴブリンナイトが思っていた以上に強かったからなぁ、あれが複数出て着たら俺達で対応出来るんだろうか?

 それに、地下6階からはトラップも有るって話だし、迷うよね。」


「頑張る!」


シャルが鼻息高くやる気になっている。


「シャル、ありがとうな。

 でも、俺は弱いから余裕のある攻略をしたいと思ってる。みんなを危険な目にも合わせたくないしな。

 出来れば、ゴブリンナイトが余裕で倒せるようになるまでは降りるのは躊躇しちゃうかなぁ…」


「はいは~い! だったら、私が最初に範囲魔法で攻撃しようか?」


「安全に倒すってことなら、それも良いかもしれないけど、万が一アイリの魔力が足りない時に戦闘になった場合を考えると、ちょっとね。」


「あ、そっか。」


「まぁ、余裕が有るうちに帰るって方法を取れば良いんだけどね。」


「なら、1回戦ってみて、無理そうだったら戻るって方法を取れば良いじゃろ。」


「そうだな。挑戦してみないことには始まらないか、地下5階のマップが埋まったら行ってみようか。」


「やった~!!」


「守りは任せるのじゃ。」


シャルもフンスとやる気になっているみたいだ。


「お待たせしました、夕食です。」


ナタリーさん達が夕食を持ってやってきた。


「エールお待たせしました。」


丁度良いタイミングでケリーも持ってきたみたいだ。


「ケリーさん、私もエールをお願いします。シャルティアさんは?」


「では、私も同じものをお願いします。」


「わかりました。」


注文を受けたケリーが離れた所で、ナタリーさんとティアさんが食事を並べていく。

今日の夕食は、パンにシチュー、鶏のから揚げだ。から揚げはエールに合うので丁度良かった。


「追加分のエールお持ちしました。」


ケリーがエールを置いて戻って行った。


「ほれ、ハルよ早く冷やさんかい、乾杯が出来ないのじゃ。」


「了解~」


俺はみんなの飲み物を冷やして乾杯することにした。


「え~、今日は無事ゴブリンナイトも倒せて、みんな怪我も無く良かったです。

 また明日も頑張りましょう、乾杯~!」


「「「「「乾杯~!」」」」」


ごきゅ、ごきゅ、ごきゅ…ぷはぁ~!!

この1杯のために生きている感じがしていて最高だ。


「くぅ~! やっぱり冷えたエールは最高なのじゃ!」


「ホントだよね~、汗をかいた後だと特に美味しいよね~」


「そう言えば、先ほど何の話をしていたんですか?」


「えっと、地下5階の攻略が終わったら、試しに地下6階に降りてみようかって話をしてたんだよ。」


「そうだったんですね、でも、大丈夫でしょうか?」


「地下6階からは、アイリの魔法で先制してもらうし、それでも駄目そうだったら直ぐに地下5階に逃げる予定だから、何とかなるんじゃないかな?」


「わかりました。私も頑張りますね。」


さてと、夕食を食べるとするか、まずはから揚げからにしよう。


パクリ…旨っ!


外側はカリッとした食感なのに、中はジューシーで肉汁がジュワっと溢れてくる。

それに、これは醤油とニンニクとショウガで味付けしたみたいだ。最高過ぎる!!


次にシチューだ、パンにシチューを含ませて合わせて食べる…ほわぁ~! こりゃ堪らん!!

凄く優しい味だ。正におふくろの味!?


ぱくぱくもぐもぐずず~…ごっくん。


「ごっそーさん。旨かったよ。」


俺がそう言うと、ナタリーさんとティアさんが嬉しそうな顔をしてくれた。

夕食も終わり、部屋割りだが、今回は俺、ビアンカ、ティア、シャルの4人部屋となった。


「またハルさんと違う部屋…」


「ナタリーどんまい~

 今日は一緒に寝ようね~」


「そうだね。」


ナタリーさんとアイリさんは2人部屋となったのであった。

部屋に戻り、湯あみを済ませ、明日もダンジョンだし、さっさと眠ることにする。


「ふふん。」


「2日連続ですけれど、良いのでしょうか?」


「ま、負けたのじゃ~!!」


今回はシャル、俺、ティア、ビアンカさんの順番となったみたいだ。

ビアンカどんまい…

それでは、おやすみなさい…ぐぅ…


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「地下6階からは、アイリの魔法で先制してもらうし、それでも駄目そうだったら直ぐに地下5階に逃げる予定だから、何とかなるんじゃないかな?」 危険を軽く考えていますね。フラグを立ててしまう…
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