今朝は
「ん? ここは?」
そうだ、例の飲み屋に再び来たみたいだ。
そして、目の前には既にビールとおでんが置いてある。
ゴクリ…
「まずは深呼吸だ。すぅ〜はぁ〜すぅ〜はぁ〜」
落ち着いた所で目の前のビールを確認することにした。
まずは匂いだ。
クンクン…
リンゴの匂いは無いが、フルーティな香りはするな、と言うことはこれはビールではない可能性が高いが、全く無い訳では無い。
世の中には地ビールと言うものが有ってな、その可能性が無いとも言えないので、一度保留にしておく。
「いざ、勝負!!」
俺はジョッキを手に取り、ビールらしき飲み物を頂くことにした。
ごきゅ、ごきゅ、ごきゅ…ん?
酸っぱ、何これ酸っぱ、炭酸のしゅわしゅわも無いし…だけどこれ、何処かで飲んだ記憶が有るんだよな…何処だっけか?
ふと、壁に張り紙が貼って有ったのが目に入った。なになに?
『異世界エール始めました。』
「ふざけんなああああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!」
何で日本の飲み屋に来てまで異世界のエール飲まなきゃならねーんだよ!!
こちとらビールが飲みたいんだよおおおおぉぉぉ〜〜〜!!(血涙)
ガバッ!
「…………はぁ…」
何も言うまい…
おはようございます。
とりあえずいい天気みたいだな、隣を見るとアイリさんがすやすやと眠っている。もちろん、昨晩はお楽しみですね? である。
つーか、おっぱい神よ、俺はあんたの信者になっても良いと思ったよ。なにアレ、凄くね?
もともと最高だったアイリさんのおっぱいが、究極のおっぱいになったよ。おっぱいだけでご飯10杯は行けるよ?
感謝の意味も踏まえてお祈りをしておくことにした。
「(゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっぱい!」
((゜∀゜)o彡゜おっぱい! おっぱい!)
「おっぱい?」
(おっぱい!)
「(おっぱ〜い!!)」
何だが知らないが俺はジョルシュ神と心の友になれた気がした。
今後とも宜しくな、相棒…
さて、神様への感謝も済んだことだし、アイリさんを起こすとするか。
布団をめくると、否応なしにアイリさんの究極の生おっぱいが目に入る…ゴクリ…
ちょ、ちょっとくらい良いよね?
もみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみ…(注:ちょっとじゃ有りません。)
「んんっ…ハル君?」
どうやらアイリさんは目が覚めたみたいだ(当然である)。
「えっと、その、これはですね…」
「ハル君だったら良いよ〜、それにしても昨日からやけにおっぱいに執着してるよね? そんなに良かったの?」
「最高です!!」
「あはははっ、おっぱい神の加護を貰った時はどうかと思ったけど、ハル君がここまで喜んでくれるんだったら、貰って良かったのかもね〜♪」
喜んでくれたのならば何よりである。
とりあえず、もう1ラウンド何かを頑張った俺達は、軽く湯あみを済ませ、着替えて朝食を食べに行くことにした。
「ビアンカ、シャル、おはよう。」
「おはよ〜」
「おはようなのじゃ。」
「おはよう。」
挨拶を済ませたは良いのだが、ここにはビアンカさんとシャルの2人しか居ないな。
「あれ? ナタリーとティアは?」
「朝食を作っているのじゃ。」
「おっ、なら朝食は楽しみだな。」
「じゃな。」
「お待たせしました〜」
そこに朝食を持ったナタリーさんとティアさんがやってきた。
「ハルさん、おはようございます。」
「ハル様、おはようございます。」
「2人ともおはよう。朝から悪いね。」
「いえ、好きでやっている物ですから、気にしないで下さい。」
「私もこうして誰かのために朝食を作るのも久しぶりでしたので、楽しかったです。」
「折角作ってくれたんだし、温かい内に食べようか。」
「そうじゃな。」
「お母さんのご飯だ。」
何かシャルが嬉しそうに食べていた。俺も頂くとするか。
今日の朝食は、パンにスクランブルエッグにソーセージ、サラダとOhレンジジュースだ。
パンを半分に折り、スクランブルエッグとソーセージを挟んでみた。
ぱくり…旨っ! ふわふわの卵と、ソーセージの塩っけが合わさり、パンと一緒に食べることによってそれぞれの味が昇華されている気がする。
もちろん単品で食べても絶妙な味だ。最高である。
最期にOhレンジジュースで口中をサッパリ出来た。
「oh…」
さて、朝食も済んだことだし、今日の予定でも話し合うことにしよう。
「今日はどうする?」
「地下5階行くんじゃないのか?」
「それでも良いけど、他のことでも構わないぞ? 息抜きとかも必要だろうしな。」
「大して疲れても居ないし、ダンジョンでも良いんじゃないかな?」
「私もそれで良いと思います。」
「ダンジョン行く。」
「私はみなさんの意見に従いますね。」
「ダンジョンの意見が多いし、行ってみるか。」
こうして今日もダンジョンの攻略することが決まったのだった。
自分も信者になります!!




