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今日はお休み


「はっ…」


目が覚めた。


「ここは…」


周りを見ると、自分が寝ていたベットが1つ、便器が1つと、鉄格子か…鉄格子!?

窓にも鉄格子が有り、逃げられない様になっている。


「もしかして牢屋か? 何でこんな場所に居るんだ?」


コツン、コツン、コツン…


足跡がこちらに近づいてくる音が聞こえてきた。誰かが近づいてきているみたいだ。

そしてその人物が俺が居る牢屋までやってきた。


「キキッ!」


「お前かよ!!」


そいつは悪の秘密結社の構成員だった。何か久しぶりに会った気がする。


「キキキー、キキッ、キッキキキー!」


「うん、何を言ってるかさっぱり分からん。」


「キー! キキッ! ウキッキッキー!」


何やら怒っているみたいだが、何で怒っているのかもサッパリ分からん。

そもそも、何で俺は捕まっているんだ?

こいつらと最期に会ったのって確か…


俺がそんなことを考えていると、構成員がおもむろにスプレーを取り出し、俺に発射した。


シュウウウゥゥゥ~~~~!!


「うわっ、や、やめ! 止めろって!」


ガバッ!


「助けてくれ~!! ってあれ? 何だっけ?」


よく覚えて無いが、ゴキブリに転生して台所を食料探して探索していたような気がする。

奥様に見つかってゴキ〇ェットで退治されてしまったのは最悪の気分だ。

おはようございます。


昨日でティアさんの体を治すことが出来たので、今日は少しのんびりしても良いかもしれない。

さっそく起きるとするか、起き上がるために右手を動かすと…


ふにょん♪


ビックリして左手も動かす。


ふにょん♪


な、何だ、この暖かくて柔らかくて気持ちが良い物は…

おそるおそる見ると、右手にはナタリーさんの、左手にはアイリさんの生おっぱいが握られていた。


「え? 何で裸? 昨日何かやっちゃった!?」


自分の服装を確認すると、しっかりと着ていたので乱交パーティをした訳では無いみたいだ。


「えっと、どうすれば良いんだ?」


俺はとりあえずおっぱいを揉んでおくことにした。


もみもみもみ…


ああ、なんて俺は幸せ者なんだ…こんな美人で可愛い子のおっぱいをダブルで揉めるなんて最高すぎる!!

それにしても、アイリさんの胸が前より大きくなった? しかも形もより洗練された気がする…


「あん…」


「ん…」


やべっ、揉み過ぎた。

2人も起きてしまったみたいだ。


「や、やぁ、お、おはよう。」


「ハルさん、おはようございます。」


「うにゅ~、ハル君だぁ~ おはよ~」


「あ、あれ? そ、そう言えば、ビアンカさんが居ないな…」


部屋を見渡すと、ビアンカさんがいじけて居た。


「どうせ、あたいのなんか…ふんだ…

 特にアイリがズルイのじゃ、あれも加護のせいなんじゃろうか…」


何かブツブツと文句を言っていた。

加護か…そう言えばおっぱい神の加護を貰っていたんだっけ、大きくなったのと関係が有るのだろうか?


「ハル君、そろそろ手を離してくれ無いと着替えられないんだけど、良いかな?

 ビアンカとナタリーだったら一緒でも良いけど、さすがに他の人が居て明るい所ではちょっとね…」


「あ、ご、ゴメン!」


俺はアイリさんとナタリーさんの胸から手を離した。


「でも、ちょっと残念です。」


ナタリーさんが残念がっている。


「こ、今度ね。」


「約束ですよ?」


ナタリーさんは何でこんなにも積極的なんだろうか?


「あたいは、ハルが大丈夫だと分かっていても、この2人と一緒だと立ち直れなくなりそうなのじゃ…」


「じ、じゃあ、俺はシャル達を呼んできますので、着替えておいてね。」


とりあえず俺は急いで着替え、逃げる様に部屋を出るのだった。

さて、ティアさんとシャルは起きてるかな?


コンコン…


「ハルです。ティアさん起きてますか?」


「はい、大丈夫ですよ、どうぞ。」


了解が貰えたので中に入ることにした。


「おはようございます。」


「おはようございます。ほら、シャルも挨拶しなさい。」


「おはようございます…」


「おはよう。声が出るようになって良かったな。」


「うん…」


久々に話しているからな、少しぎこちないのは仕方ないか。


「それで、何か有りましたか? お仕事でしたら大抵のことが出来る様になったので、何でも言って下さい。」


「そうですね、その時はお願いすると思います。

 とりあえずみんなで今後の話をしたいと思いますので、一度集まってください。」


「わかりました。」


・・・・


「さて、昨日でティアさんが復活した訳だけど、ここ最近ずっと忙しかったから、今日は休みにしようと思う。」


「賛成~、ハル君デートしようよ~」


「それはちょっと後でね、で、ついでに今の内に明日からの話もしておこうと思うんだけど。」


「またポーション作りの続きでしょうか?」


「それでも良いけど、急がなくても良いならダンジョンで稼ぐでも良いかなと思ってさ、折角の迷宮都市なんだしね。」


「私は、ハル様の奴隷で居ることに何の支障もありません。

 ダンジョンに行くのでしたら、盾にするなり、荷物持ちにするなり、自由に使って下さい。」


「えっと、ティアさんもダンジョン行くんですか?」


「動ける奴隷を連れて行かない方が変だと思いますが…」


「いや、行きたいならまだしも、行きたくないのに連れて行くつもりは無いですよ。

 そもそも奴隷として扱うつもりも有りませんし。」


「でも、シャルは連れて行くんですよね?」


「シャルは自分から行きたいと言っていたので、連れて行くだけです。

 もちろん安全重視で危険なことはさせないつもりです。」


「…やっぱり、ハル様はお優しいですよね。

 私も連れて行って頂いても良いでしょうか?」


「ティアさんが行きたいなら良いですよ、なら今日は一緒に装備を買いに行きましょう。」


「お願いします。」


「じゃあ、ダンジョンは明日から行くとして、今日は各々準備とかも有るだろうし、休みにしようと思う。」


「「「「「はい(なのじゃ)。」」」」」


「アイリは俺と一緒に行く?」


「ん~、今日は止めておこうかな。ナタリー、一緒に買い物行かない?」


「いいですよ。」


「あたいも行くのじゃ。」


「行く…」


「シャルちゃんも一緒に行くの? 良いよ~

 じゃあ、私達は買い物行ってくるから、ハル君はシャルティアさんをお願いね~」


そう言ってみんなワイワイと部屋を出て行ってしまった。

えっと? これってティアさんと親睦を深めろって言うことなんだろうか?


「じゃ、じゃあ、ティアさん行きましょうか。」


「はい、宜しくお願いします。」


こうして俺はティアさんとデートすることになったのだった。


久々の登場の構成員達。

結構お気に入り。

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