役割分担
まずは、みんなに作業の説明をすることにした。
「と言う訳で、皆には苦労を掛けると思うけど協力をお願いしたい。」
「「「「はい!」」」」
「まず、アイリには薬草の乾燥をお願いしたい。」
「どうやるの?」
俺は乾燥の概念を説明して魔法をアイリさんに伝授した。
同じ水と風の魔法なのでアイリさんは直ぐに覚えることができた。
「へぇ~なるほどね~、冷やすだけじゃ無くて、こういった使い方も出来るんだ。」
新しい魔法を覚えたので喜んでいる。
しかも、やっぱり生活魔法とは効率が段違いに良かった。く、悔しくなんかないもん(涙)
「ナタリー、ビアンカ、シャルには、薬草の収集、ポーション瓶の購入と聖水汲み、出来たポーションの販売をお願いしたい。
薬草はもちろんギルドからの購入で構わない。」
「任せるのじゃ。」
「はい。」
シャルもコクコクと頷いている。
「あの、私は何をやれば…」
「ティアさんは、俺が作ったポーションを瓶に詰める作業をお願いしたいです。」
「目が見えないですが、大丈夫でしょうか?」
「分かりませんが、数をこなせば多分出来ると思います。
最初は失敗するかもしれませんが、そこは気にしないで挑戦して下さい。
何本か失敗したとしても儲けは出ると思いますので。」
「わ、わかりました。」
「宿のお金は俺が全部払います。ポーションの代金から払って下さい。」
「わかりました。」
役割も決まったので行動を開始することにした。
「実際行動を開始するのは明日からにして、今日は説明も合わせて一通り作業をみんなでやってみようと思う。
まずは、道具屋へ行ってポーション瓶を買いに行こうか。」
「じゃあ、みんな宜しく!」
「「「「はい(なのじゃ)。」」」」
まずは薬草を買うために冒険者ギルドへ向かうことにした。
ティアさんには悪いがお留守番してもらうことにした。
行動開始!




