ホーンラビット再び
狩ってくるぞと勇ましく
危なくなったらスタコラ逃げる
おごらなくてもドツボにハマる~♪
と言うことでやってきました、いつもの平原です
今回のターゲットは、ダララララララ…ジャン!おなじみのホーンラビットちゃんです!ワーパチパチ
まず用意するのはこちら、謎の石です~
そしてこの謎の石をホーンラビットちゃんへゴートゥーヘブンでオーケーなお仕事です、簡単ですね~
それでは早速、ホーンラビットちゃんを探してみましょう
あーあーマイクテスマイクテス、音声良好~
こちら現地レポーターのハルです、今回の目標でもあるホーンラビットちゃんを発見しました
距離は約100m、ホーンラビットちゃんはまだこちらには気が付いておりません
美味しそうに草を食べてます、可愛いですね~
それではスタジオのハルさ~ん今後の予定はどうしますか?
は~い、スタジオのハルです
そうですね、近づいてドーンって感じでしょうか
いかがでしょうか、現地のハルさ~ん
とまあ、冗談はこれくらいとして早速狩ってみますか
さすがに100mは飛ばないし当たらないので草むらに隠れながら近づくことにする
音を立てずにゆっくりと後ろから近寄る…70m…50m…40m…気が付かれたか!
俺は即座に立ち上がり、ホーンラビット目掛けて石を投げたが、ミス!
どうやらホーンラビットはこちらを敵と認識したみたいだ、こちらに向かって走り出した
続けて2投目…ミス!、3投目…ミス、距離は残り10mほど、4投目…ミス!
残り5m、最後の石を投げた!よし!真っすぐ飛んで…なにぃ避けただと!?
残弾はもうない、相手もすぐ近くまで居るため避ける!よし!回避成功!!
近くにあった手ごろな大きさの石を拾って仕切り直しだ
ホーンラビットとの距離は10m、6投目…今度は角で弾かれただ…と?
さっきと勢いは同じのはずなのにな…もしかしたら何か感じたのかもしれないな
普通の石だと弾かれ、謎の石だと避けられる、もう謎の石の手持ちも無いが、さてどうしたものか…誰だよ簡単なお仕事だって言ったヤツは(俺です)
剣は当たる気がしないし、ほかにできることと言えば…激おこぷんぷんは使える気がしないし、生活魔法?
火はターボライターにしたとしても5~10cmくらいに近づかないと無理だし、水はたくさん出るだけ、風も強風程度、土は穴を空け…もしかしたら使えるかもしれない
俺は短剣を抜き構えた、ホーンラビットはこちらを警戒していたが、警戒する物が無いと判断したらしく突っ込んできた
「今だ!ホール!」
ホーンラビットの前足が着く瞬間に穴を空けた
するとホーンラビットは穴は浅いため落ちることは無かったが、着地に失敗したために転がった
「てやあぁぁ~~~!!」
ザシュ!
俺の剣は見事ホーンラビットの首を切り裂いた
「ホーンラビット、ゲットだぜ!(死んでます)
思った以上に上手く行ったな、走っている魔物系には有効な手かもしれない」
せっかく開けた穴を有効活用する
ホーンラビットを吊るして血を穴に入れた後はしっかりと生活魔法で埋めておく
「前のより小柄かもしれないが、血を抜いたとしても結構重いよな、せいぜい後2,3匹くらいしか持てなそうだ。
内臓を取ればもっと軽くなるし、数も持てるようになるかもしれないし、解体でもしてみるか?
でもなぁ、解体のやり方なんか知らんし、必要な臓器もわからないしなぁ…
適当にやって価値が下がるのも嫌だし、今度ギルドで聞いてみてからにするか」
血抜きをしたホーンラビットを袋に入れ、皮のリュックに詰めた
「よし、次に行こう…ってまた忘れちゃいけないな」
投げた石を回収し、再びホーンラビットを探すことにした
「強力な武器を持っていても当たらないと意味が無いよな。
どこかの赤い人も言っていたし、探すついでにスキルアップを目指すか」
その辺にある石を拾っては投げるを繰り返した
しばらくすると2匹目を見つけたと同時に見つかった
何故なら投げた石が、たまたまホーンラビットの近くに落ちたからだ
「考えなしに投げるのは不味かったな。
まあいいや、どうせ当たる気もしないから今回は普通の石と穴で挑戦だ」
石を投げる、ハズレ、ハズレ、弾き返される、ハズレ、弾き返される
今回は4割って所か、近づいてきたので穴を空けて転ばせ、剣で切り付けるだけのお仕事です
先ほどと同じように血を抜き袋に詰めてリュックにしまった
「重いな…2匹でだいたい15kgって所か、もう少し持てるが、さすがに次は背負ったまま戦闘は無理っぽいな。
次を見つけたら最後にしよう、でも3匹だと銅貨3枚か…宿屋の家賃にもならないなぁ…
アイテムボックスが欲しい…解体も含めてナタリーさんに相談でもしてみよう」
スキルアップをしつつ探索をすると3匹目を見つけたし、今度は見つからなかったので、リュックを下し1匹目と同じ方法で近づいていく
さっきは40mくらいで気が付かれたんだっけな、今回はその辺りで気が付かれる前に投げてしまおう
にじりにじりを近づき40m付近まで来た、ホーンラビットはまだ気が付かない、よし!
気づかれないように石を投げる
「キュ!」
お腹のあたりに命中!効果は抜群だ!…といいな
こちらに向かってくるホーンラビットの動きが多少悪い気がするので間違ってはいないようだ
続けて投げる…弾き返される、ハズレ、弾き返される、ハズレ、命中!今度は頭に当たったぞ!
6割はなかなかの好成績だ、さすがは俺、しかも1発は当たってるしな
2回当たったため、よろよろ突っ込んでくるホーンラビットだったので欲が出た
「もしかしたら、このまま剣でも行けるんじゃね?」
そう思った俺は剣を構えてホーンラビットと対峙することにした
あと1歩で剣が届く位置まで来たところでホーンラビットの目が光ったような気がしたと思ったら勢いよく突っ込んできた
なんと、よろよろな姿は油断を誘うための罠だったのだ!
気が付いた時にはすでに手遅れだった
「ぐふっ…」
みぞおちあたりに思いっきりあ当たった
「ヘルメ…じゃなくて鎧が無ければ即死だった…(2回目)
もう油断しない、そしてウサ公、貴様は万死に値する」
今度は先ほどと違って勢いよく突っ込んできたので例のごとく穴で対応、見事に引っかかったので流れ作業のごとく処理をする
罠にかけたホーンラビットは、あっけなく処理できたのだった
「うん、調子に乗ってすいませんでした」
人間、反省することも大事である
「それでは帰るとするか」
ホーンラビット3匹(約25kg)を背負って街へ帰るのだった
・・・・
途中でもう1匹追加で、ホーンラビット4匹(約32kg)を背負って街へ帰るのだった
「お、重い…」
しっかりオチが付きました




