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指輪


ゴードン大商会を出た俺達は、次の予定を話うことにした。


「これでもう用事は無いかな? 無ければ出発するんだが。」


「まだじゃ!」


「後、何か有ったっけ?」


「あたいと、アイリとシャルの約束が済んでないのじゃ!」


「そうね、まだ買ってもらってなかったっけ。」


【ぷりん】


「あーうん。ゴメン…」


俺はまず酒屋に行くことにした。


「いらっしゃい。」


「すいません、エールを買いたいのですが。」


「家は樽での販売になっちゃうけど、大丈夫かい?」


「幾らですか?」


「エールは銀貨3枚、樽が銀貨1枚で、合わせて銀貨4枚だ。

 樽は返却すれば銀貨1枚返却するぞ?」


「じゃあ、樽ごとでお願いします。」


俺は銀貨4枚を支払った。


「まいど~」


ひとまず馬車に樽を積み込んだ。


「次はアクセサリーか。」


パッと見ただけでも数件のお店が確認出来た。

1件1件見ると時間も掛かるし、アイリさんに選んでもらうとするか。


「アイリ、何処のお店が良い?」


「どこでも良いの?」


「いいよ~」


「そうねぇ…あそこが良いかな?」


アイリさんが選んだお店は白い石造りのお洒落なデザインのお店だ。

もしかして高級品を取扱うお店なのかもしれない…早まったか?

今更駄目とも言えないのでお店に入ることにした。


「いらっしゃいませ。」


「すいません、この人に似合うアクセサリーを探しているのですが。」


「お綺麗な方ですね、ご結婚ですか?」


「ええ、まぁ…そんな感じで。」


「ハル君!!」


アイリさんが凄く嬉しそうな顔をした。


「直ぐにでは無いですけどね。」


「えぇ~!! でも、仕方ないかぁ~」


とりあえず納得してくれたみたいだ。


「まずはおめでとうございます。

 では、早速選ばさせて頂きます。」


「あー他の子の分もお願いします。」


「全員、同じくご結婚ですか?」


「はい。いや、あの小さい子は違いますよ? でも、仲間外れは可愛そうなので、あの子の分もお願いします。」


「そうですよね、ビックリしました。

 では、全員の分を選ばせて頂きます。」


「お願いします。」


・・・・


「こちらのは、どうでしょうか?」


店員がお勧めしてきたのは、シルバーのリングだった。

模様が入っていて、各自違う色の宝石が埋め込まれていた。

色は赤、ピンク、ブルー、グリーンの4色だ。

そして1つだけは模様だけで、宝石は入っていなかった。


「あれ? 5個?」


「1つは旦那様の分ですね。」


「俺か、結婚指輪みたいだなもんか。」


「はい。お互いが繋がっている証明みたいな感じで使用される方が多いですね。」


「それで、誰がどの指輪になるのでしょうか?」


「あら? 分からないですか?」


なんか試されているのだろうか?

良いだろう、その挑戦受けて立つ!


「じゃあ、赤はシャルで、ピンクはアイリ、ブルーはビアンカで、グリーンはナタリーだ。」


指輪と人物を指出してみた。


「さすがですね。御見それいたしました。」


どうやら正解だったみたいだ。


「幾らだ?」


「1つ、銀貨5枚となりますので、合わせて金貨2枚と銀貨5枚になります。」


「結構するな…でも、繋がりってのが気に入ったし、購入します。」


俺はお金を支払った。


「ありがとうございます。では、指輪の調整を行いますのでこちらへ…」


「みんなーちょっと調整するから集まってくれ。」


「「「は~い(なのじゃ)。」」」


・・・・


みんな自分の指にはめたのを見ながらうっとりしていた。

シャルは成長してから調整すると言うことで、鎖に通してネックレスにしてもらった。


「ハル君ありがとう~」


「ハルさん、嬉しいです。」


「一生の宝物にするのじゃ。」


【ありがとう】


ちょっと高い買い物だったけれど、みんなが喜んでくれたし、まあいいか。

ちなみにプリンは後で俺が作ることで納得してくれた。

これでようやく出発出来る…かな?


グリーンはシャルの方が良いかな? と思ったんだけど、ナタリーさんにしました。

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