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王都冒険者ギルド再び


再びやってきました冒険者ギルド。


「待ちに…」


お決まりに台詞を言おうと思ったら、ナタリーさんのジト目と合ってしまったので自粛することにした。


「ハル君、待ちがどうしたの?」


「いや、混んでるから待つのが大変だなぁ~と思ってさ。あはははっ…」


「ふ~ん。」


依頼は…まあいいか。さっそく列に並ぶことにした。


「次の方どうぞ~」


もちろんやってきたのはミーナさんの所だ。


「あ、一昨日の薬を持って来ていただいた方ですね。その節は大変お世話になりました。」


「いえ、冒険者として依頼を遂行しただけの話ですから。」


「それでもありがとうございます。それで今日は何の御用でしょうか?」


「えっと、迷宮都市の近くに、キツネの獣人の村が有ると聞いているので、その場所と、街道沿いの情報が欲しいです。」


俺の言葉にミーナさんはピクリと反応した。

俺の側に居るシャルを見てから、そして気まずそうな感じで言ってきた。


「あ、あの、大変申し訳無いのですが、キツネの獣人さんが居た村と言うのが…その…実はもう無いんですよ。」


「そうですか。それでも一度行ってみようと思っているので場所を教えて貰えないでしょうか?」


おそらく無くなったのは獣人狩りの後は誰も居なくなってしまったからだろう。

ミッチー店長さんもそんなこと言ってたしな。


「は、はい。まず村の名前ですが、フォクス村と言います。

 場所は王都から7日ほど進んだ場所に分かれ道がありまして、迷宮都市行きとは違う方向に行けば3日ほどでフォクス村に行くことが出来ます。」


「そこの分かれ道って行って直ぐ分かりますか? いくつか途中に有ると分かりにくいので何か目印とか有ると助かるのですが。」


「分かれ道は、王都を出てすぐと、今言った2箇所しか有りませんので大丈夫だと思います。」


「そうですか。」


「それと、街道沿いの情報ですが、今の所何も入ってませんね。精々オークが出た程度でしょうか? 今は退治されています。」


「わかりました。ありがとうございます。」


「それでは、私ミーナが対応させて頂きました。

 またのご利用をお待ちしております。」


俺達は窓口から移動した。


「これで場所が分かったな。ここから約10日くらいかかるみたいだけど、必要な物って何か有る?」


「確か4人用のテントが要るとか言ってなかったか?」


「そうだった、じゃあとりあえず道具屋行ってみようか。」


「「「は~い(なのじゃ)。」」」


俺達は冒険者ギルドを出て道具屋を目指すことにした。


あぁ…ミーナさんとの絡みが何も無かった…

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