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第一異世界人発見

次回長くなるので今回はちょっと短いです。


知らん場所から知らん場所に移動したが、なんで移動したのかも知らんし、

結局は知らんものは知らんし、知らんと言う言葉がゲシュタルト崩壊しそうな感じだが、まぁそんなとこだ


幸いここは森の端っこだったらしく、すぐに森を出ることが出来た

しかも、森の側には街道らしきものも発見することができた


「おぉ!ようやく人が居るという証拠が!!

 村や町があるにしろ、どちらに進めば良いだろうか?」


落ちていた棒を拾って立てた所、右に向かって倒れた


「よし、こっちに行こう」


あまのじゃ、げふんげふん、運に自信のない俺は倒れた方向と逆の道を進むことにした

歩けど歩けど3日ほど歩いてみたが、村や町などはもちろんのこと人と出会うことも無く、非常食も残り少なくなってきた所で後ろから馬車が走ってきた

おぉ!ようやく第一異世界人発見か!?

俺は街道から外れ、万が一を考えて用心しながら馬車が通り過ぎるのを待つことにする

馬車は近くまで来ると停車し、手綱を操作していた男が声を掛けてきた


「こんな所をお一人でどうしましたか?」


見た目は普通の人であったこと、言葉が通じることに一安心した

でも、うーん…なんて答えたら良いかな?

正直に話すべきか、とりあえず適当にはぐらかすべきか


「実は、記憶があいまいでして、気が付いたら身一つで森の中にいました。

 なんとか森を抜けてここまで移動してきた所なんですよ」


「それはお困りでしたね、ちなみに住んでいた所は?」


「それが、村と呼んでいただけで名前は知らないんですよ」


「この近くに村は無かったはずですが・・・困りましたねぇ」


「あ、大丈夫です、どうせ帰れるとも思っていませんから…

 ちなみに、この道をどのくらい行けば人のいる場所に着きますでしょうか?」


「そうですね、馬車だと日暮れまでに着きますが、徒歩だと明日の朝くらいでしょうか?

 見た所、装備も無いみたいですし、たまにとは言え、街道にも魔物も出ますから危険ですよ?」


あ、やっぱり出るんだ

やっぱり逆に進んでよかった


「ちなみにどんな魔物です?」


「この辺ではホーンラビットか、グラスウルフですね。

 …もしよろしければですが、ご一緒に行きませんか?」


「それは願ってもない話ですが、ご迷惑ではありませんか?」


「いえいえ、一人で移動するのも寂しかったので、こちらとしても助かります。

 あ、遅くなりましたが私、商人のゴードンと申します」


「俺、じゃなくて私は晴ひ…いえ、ハルと申します」


「ハルさんですね、宜しくお願いします」


「こちらこそ宜しくお願いします」


「それではハルさん荷台で申し訳ありませんがそちらに乗って下さい」


「了解です」


荷台に乗り、丁度座れそうなスペースがあったので、そこに座ることにした


「それでは出発します」


ゴードンさん手綱を操作して馬車を出発させた

ふと、ハイヨー!シルバー!となんとなく頭の中で再生されたのは秘密だ(笑)


ヒヒヒーン!!

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