表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
154/554

今日のナタリーさん 47


私はナタリー

冒険者ギルドの受付嬢である


もう、彼に3日も会ってない、予定では明日までである、早く依頼終わらないかな…

それなりに仕事をこなしていると、朝のピーク時間を過ぎた辺りで、アイリがやってきた


「は~い、元気?」


「ハルさんが3日も来ない…」


「ご機嫌斜めみたいね、それで、ハル君はどうしてるの?」


「今、下水道の清掃依頼を受けてる、予定では明日で終わるって言ってたけど、終わるまではギルドに来れないからって」


「え? ハル君って、あの依頼受けてるの?

 私はやったこと無いけど、めちゃくちゃ大変だって言う話じゃない、大丈夫なの?」


「ハルさんは2回目の依頼だし、今回は、向こうが、是非ハルさんに頼みたくて言って来たから」


「へぇ~、じゃあ指名依頼なんだ」


「いえ、向こうの都合で指名にはなれませんでしたが、ハルさんは受けてくれたので、半指名みたいな形になったんだよね」


「それって、ギルドで問題無いの?」


「あまり褒められる様な話じゃないけど、ダメって訳でもないし、ギリギリ許容範囲…かな。

 ハルさんは、困っている人とか、放っておけない人だから…」


「それが、ハル君の良い所なのは分かってるんだけれどね~」


「それで、アイリは今日どうしたの?」


「あぁ、そうそう、この前の狩りって最悪だったじゃない?

 だから、また誘って狩りに行こうかなと思ったんだけど、頼んでも良い?」


「良いけど、私も行っちゃダメかな?」


「いいよー、じゃあとりあえず、4日後辺りで大丈夫か聞いておいてくれる?

 ダメだったら、都合が良い日を聞いてくれると助かるかな」


「わかった、会ったときに聞いておくね」


「じゃあ、私はそろそろ行くわ、ハル君は明日で終わるみたいだから、明後日に確認に来るわ、じゃあね~」


そう言ってアイリが帰って行った

また彼と冒険に行けると思うと、やる気が出来てた、頑張るぞ~!!

ただ、周りには注意しないといけない、前回みたいな同じことを繰り返したら、彼が一緒に行くことを拒否されてしまうからもしれない

それだけは防がないといけない、気を付けることにする


・・・・


夜になり、ピークの時間も過ぎ、後は雑務だけで、今日は終わりだ~と思っていた所に、彼がやってきた

今日は会えないと思っていたのに、会えた、すごく嬉しい

彼が窓口に来たので、対応する

どうやら予定より早く、仕事が終わったらしい、さすがは彼です


依頼完了の処理が終わった所で、彼が聞いてきた

かやくって何でしょうか? 彼に聞いてみたが、知らないなら良いと言われてしまった、えっ…彼の役に立ちたかったのにな…

必要ないかもしれないけれど、後で調べておこう


彼が用事が済んだとのことで、帰ろうとした

忘れるところでした、アイリからの言付けを伝えておくとともに、私も一緒に行って良いかお願いしてみた

行っても良いっと言ってくれた、嬉しい♪


彼が顔を近かづけてきた、か、か、か、顔、顔が近いです、だ、ダメです、みんなが見ているのに…でも、彼だったら…

そして、こっそりと待ち合わせについて聞いてきた、そうですよね…

とりあえず宿に向かうことを言っておく、それで決まりました


彼は用事が済んだので帰って行きました

また一緒に冒険に行けるので楽しみです。


私は受付嬢、ギルドの顔だ、明日もまた頑張ろう


今度はちゃんと狩りに行ければいいんだけど…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ