今日のナタリーさん 47
私はナタリー
冒険者ギルドの受付嬢である
もう、彼に3日も会ってない、予定では明日までである、早く依頼終わらないかな…
それなりに仕事をこなしていると、朝のピーク時間を過ぎた辺りで、アイリがやってきた
「は~い、元気?」
「ハルさんが3日も来ない…」
「ご機嫌斜めみたいね、それで、ハル君はどうしてるの?」
「今、下水道の清掃依頼を受けてる、予定では明日で終わるって言ってたけど、終わるまではギルドに来れないからって」
「え? ハル君って、あの依頼受けてるの?
私はやったこと無いけど、めちゃくちゃ大変だって言う話じゃない、大丈夫なの?」
「ハルさんは2回目の依頼だし、今回は、向こうが、是非ハルさんに頼みたくて言って来たから」
「へぇ~、じゃあ指名依頼なんだ」
「いえ、向こうの都合で指名にはなれませんでしたが、ハルさんは受けてくれたので、半指名みたいな形になったんだよね」
「それって、ギルドで問題無いの?」
「あまり褒められる様な話じゃないけど、ダメって訳でもないし、ギリギリ許容範囲…かな。
ハルさんは、困っている人とか、放っておけない人だから…」
「それが、ハル君の良い所なのは分かってるんだけれどね~」
「それで、アイリは今日どうしたの?」
「あぁ、そうそう、この前の狩りって最悪だったじゃない?
だから、また誘って狩りに行こうかなと思ったんだけど、頼んでも良い?」
「良いけど、私も行っちゃダメかな?」
「いいよー、じゃあとりあえず、4日後辺りで大丈夫か聞いておいてくれる?
ダメだったら、都合が良い日を聞いてくれると助かるかな」
「わかった、会ったときに聞いておくね」
「じゃあ、私はそろそろ行くわ、ハル君は明日で終わるみたいだから、明後日に確認に来るわ、じゃあね~」
そう言ってアイリが帰って行った
また彼と冒険に行けると思うと、やる気が出来てた、頑張るぞ~!!
ただ、周りには注意しないといけない、前回みたいな同じことを繰り返したら、彼が一緒に行くことを拒否されてしまうからもしれない
それだけは防がないといけない、気を付けることにする
・・・・
夜になり、ピークの時間も過ぎ、後は雑務だけで、今日は終わりだ~と思っていた所に、彼がやってきた
今日は会えないと思っていたのに、会えた、すごく嬉しい
彼が窓口に来たので、対応する
どうやら予定より早く、仕事が終わったらしい、さすがは彼です
依頼完了の処理が終わった所で、彼が聞いてきた
かやくって何でしょうか? 彼に聞いてみたが、知らないなら良いと言われてしまった、えっ…彼の役に立ちたかったのにな…
必要ないかもしれないけれど、後で調べておこう
彼が用事が済んだとのことで、帰ろうとした
忘れるところでした、アイリからの言付けを伝えておくとともに、私も一緒に行って良いかお願いしてみた
行っても良いっと言ってくれた、嬉しい♪
彼が顔を近かづけてきた、か、か、か、顔、顔が近いです、だ、ダメです、みんなが見ているのに…でも、彼だったら…
そして、こっそりと待ち合わせについて聞いてきた、そうですよね…
とりあえず宿に向かうことを言っておく、それで決まりました
彼は用事が済んだので帰って行きました
また一緒に冒険に行けるので楽しみです。
私は受付嬢、ギルドの顔だ、明日もまた頑張ろう
今度はちゃんと狩りに行ければいいんだけど…