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文章の記述方法  作者: 鐵 はがね
2/2

文章の記述方法 : 漢字編

――漢字


 皆さんは漢字が好きでしょうか?

私は漢字が好きです。難読漢字とか大好きです。

わざわざ勉強はしたくないですが、暇なときに読めない漢字があると辞書を片手に調べたりもしていました。

今だとインターネットがあるのですぐに調べられますね。


 そんな感じで私は文章を書くとき、漢字で書けるものは全て書こうとしていた時代があります。

このように『文章を書くとき、漢字にすること』を漢字に閉じる。

逆に『文章を書くとき、ひらがなにすること』を漢字を開くというそうです。


 閉じるとか開くとか、実に詩的ですね。


 さて、本題です。

本来であれば漢字に閉じて小説を書きたいところなのですが、読者あっての作品です。

さすがに誰も読めないような作品とはならないでしょうが、間違いなく読みにくい作品になってしまうでしょう。

意識高い系の作品を目指すには落第です。

そこで漢字を開いたほうが良いとされる表現を主に自分用のメモとして。

気になったものがあれば随時、追加予定です。

一部、拘りがあって変えていないものも記述しておきます。




===========================

敢 ⇒ あ

上 ⇒ あ(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

有、在 ⇒ あ

辺 ⇒ あた

後 ⇒ あと

余 ⇒ あま

予 ⇒ あらかじ

改 ⇒ あらた

或 ⇒ ある

併 ⇒ あわ


良、善、好、佳 ⇒ い(許可・頻度 : ひらがな/良悪 : 漢字)

言 ⇒ い(口に出す : 漢字)

行 ⇒ い(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

居 ⇒ い

如何 ⇒ いか

幾 ⇒ いく(例外 : 幾千万)

聊、些 ⇒ いささ

何 ⇒ いず

致 ⇒ いた

至 ⇒ いた

頂 ⇒ いただ(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

何時 ⇒ いつ

一層 ⇒ いっそう

一体 ⇒ いったい

一杯 ⇒ いっぱい

未 ⇒ いま

所謂 ⇒ いわゆる


得 ⇒ う

煩 ⇒ うるさ


置 ⇒ お(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

概 ⇒ おおむ

恐らく ⇒ おそらく

恐る恐る ⇒ おそるおそる

お早 ⇒ おはよ

面白 ⇒ おもしろ

凡 ⇒ およ

及 ⇒ およ




~するに当たり ⇒ ~するにあたり

~するに於いて ⇒ ~するにおいて




===========================

掛 ⇒ か(例外 : 八掛け)

却 ⇒ かえ

拘 ⇒ かかわ

難 ⇒ かた

且 ⇒ か

嘗 ⇒ かつ

可也 ⇒ かなり

辛 ⇒ から


極 ⇒ きわ


来 ⇒ く(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

下 ⇒ くだ(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

位 ⇒ くらい


極 ⇒ ごく

此処 ⇒ ここ

御座 ⇒ ござ

此方 ⇒ こちら

事 ⇒ こと(例外 : 事が事だけに)

殊 ⇒ こと

毎 ⇒ ごと

如 ⇒ ごと

零 ⇒ こぼ

御免 ⇒ ごめん







===========================

差し当 ⇒ さしあ

流石 ⇒ さすが

然程 ⇒ さほど

様 ⇒ さま(例外 : クリス様)

更 ⇒ さら


知 ⇒ し(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

然 ⇒ しか

直 ⇒ じか

頻 ⇒ しき

至極 ⇒ しごく

従 ⇒ したが(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

地団駄、地団太 ⇒ じだんだ

屡 ⇒ しばしば

暫 ⇒ しば(ら)

仕舞 ⇒ しま(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)


直 ⇒ す

過 ⇒ す(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

素っ破、透っ破 ⇒ すっぱ

即 ⇒ すなわ


精々 ⇒ せいぜい

折角 ⇒ せっかく


其 ⇒ そ

側、傍 ⇒ そば




===========================

沢山 ⇒ たくさん

只 ⇒ ただ

但 ⇒ ただ

直 ⇒ ただ

達 ⇒ たち

忽 ⇒ たちま

度 ⇒ たび

多分 ⇒ たぶん

偶々 ⇒ たまたま

為 ⇒ ため


因 ⇒ ちな

丁度 ⇒ ちょうど

一寸 ⇒ ちょっと


付 ⇒ つ(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

遂 ⇒ つい

繋 ⇒ つな


出来 ⇒ でき(可能 : ひらがな/完成、出来上がり、出来高 : 漢字)


時 ⇒ とき

何処、何所 ⇒ どこ

所、処 ⇒ ところ

兎に角 ⇒ とにかく

共 ⇒ とも

伴 ⇒ ともな

捉 ⇒ とら




===========================

無 ⇒ な

成、為 ⇒ な

乃至 ⇒ ないし

猶、尚 ⇒ なお

乍 ⇒ なが

何故 ⇒ なぜ

等 ⇒ など

何 ⇒ なに

並びに ⇒ ならびに


難 ⇒ にく

俄 ⇒ にわ




===========================

果 ⇒ は(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

捗 ⇒ はかど

甚 ⇒ はなは

遙 ⇒ はる


風 ⇒ ふう

相応 ⇒ ふさわ


欲 ⇒ ほ

方 ⇒ ほう(かたは漢字)

外、他 ⇒ ほか

殆 ⇒ ほとん

程 ⇒ ほど




===========================

先 ⇒ ま

未 ⇒ ま

誠 ⇒ まこと

正 ⇒ まさ

益々 ⇒ ますます

又 ⇒ また

迄 ⇒ まで


見 ⇒ み(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)


寧 ⇒ むし


滅多 ⇒ めった

目出度、芽出度 ⇒ めでた


若 ⇒ も

持 ⇒ も(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

以 ⇒ も

尤 ⇒ もっと(ちなみにどれよりも勝る : 最/道理にかなう、打ち消し : 尤)

専 ⇒ もっぱ

下、許 ⇒ もと

本、元 ⇒ もと

物 ⇒ もの

最早 ⇒ もはや

貰 ⇒ もら(補助動詞 : ひらがな/動詞 : 漢字)

諸 ⇒ もろ




===========================

遣 ⇒ や

易 ⇒ やす

矢張 ⇒ やは


故 ⇒ ゆえ

行く行く ⇒ ゆくゆく


良、善、好、佳 ⇒ よ(許可・頻度 : ひらがな/良悪 : 漢字)

因、拠、由、依 ⇒ よ

様 ⇒ よう

漸 ⇒ ようや

余程 ⇒ よほど

宜 ⇒ よろ




===========================

欒 ⇒ らん




===========================

割 ⇒ わ

分、解、判 ⇒ わか

訳 ⇒ わけ

僅 ⇒ わず

亘 ⇒ わた

腕白 ⇒ わんぱく




===========================

⇒ 英数字ではなく、ひらがなまたは漢数字とする。


御(お、おん、ぎょ、ご、み)

⇒ ひらがなへ付ける場合はひらがな、漢字へ付ける場合は漢字とする。


走りつづける、見まわす

⇒ 複合動詞である場合はどちらか(原則的には後ろ)を開く。




補助動詞、補助的用法

⇒ 状態を表す補助動詞、補助的用法である場合はひらがな、動作を表す自動詞、他動詞である場合は漢字とする。


■例

お金を貸して『あ』げる。

お金を返してくれないかも『し』れない。




ひらがなにしておいた方が良さそうな表現

気 ⇒ げ(それらしいようす : わけありげ、うれしげ、おとなげ)

振る ⇒ ぶる(気どる : 偉ぶる、勿体ぶる/そのようにふるまう : 先輩ぶる)

味 ⇒ み(程度 : 強み、弱み)

目 ⇒ め(加減、数量 : 多め、少なめ)




===========================

※ 以下、あえて漢字を使います

弄 ⇒ いじ

一応 ⇒ いちおう

一向 ⇒ いっこう

一切 ⇒ いっさい

一緒 ⇒ いっしょ

一斉 ⇒ いっせい

一旦 ⇒ いったん

一遍 ⇒ いっぺん

色々 ⇒ いろいろ

嬉 ⇒ うれ

往々 ⇒ おうおう

大い ⇒ おおい

大袈裟 ⇒ 大げさ

各々 ⇒ おのおの

~する上で ⇒ ~するうえで

~する内に ⇒ ~するうちに

頃 ⇒ ころ

早速 ⇒ さっそく

随分 ⇒ ずいぶん

全 ⇒ すべ

是非 ⇒ ぜひ(例外 : 是非を問う)

経 ⇒ た

大し ⇒ たいし

大体 ⇒ だいたい

大抵 ⇒ たいてい

大分 ⇒ だいぶ

例 ⇒ たと

段々 ⇒ だんだん

都度 ⇒ つど

到底 ⇒ とうてい

通 ⇒ とお

途端 ⇒ とたん

中 ⇒ なか(内部 : 漢字)

何卒 ⇒ なにとぞ

筈 ⇒ はず

流行 ⇒ はや

普段 ⇒ ふだん

全 ⇒ まった

無闇 ⇒ むやみ

勿論 ⇒ もちろん

者 ⇒ もの


複合動詞でも難しい感じでなければ閉じることも考慮する。


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