表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
文章の記述方法  作者: 鐵 はがね
1/2

文章の記述方法 : 助詞編

――助詞


 日本人であれば感覚的に使っていると思いますが、皆様どうでしょうか?

少なくとも私は意味を考えずに使っていました。


「学校の授業で習わなかったっけ?」


 はい、そうです。確かに学校の授業で習った記憶はあるのです。

しかし、習った記憶はあるのですが、習った内容が思い出せないのです。

調べ直してみたところ、思った以上に奥が深かったので主に自分用のメモとして。

気になったものがあれば随時、追加予定です。




===========================

が : 未知の情報(疑問・回答を含む)

は : 既知の情報


■例

クリスが盗賊(シーフ)だ。

盗賊(シーフ)は誰なのか? という回答を含む。


クリスは盗賊(シーフ)だ。

⇒ クリス = 盗賊(シーフ)という意味になる。


クリスがやって来た。

⇒ クリス自体がやって来たという意味になる。


クリスはやって来た。

⇒ クリス以外はやって来なかったのか? という疑問を含む。


 基本的には、語感を優先しようと思うので厳格に使い分けは考えておりません。




===========================

と : 能動的な変化(不自然な変化)

に : 受動的な変化(自然な変化)


■例

仲間となった。

⇒ 仲間になるために努力して権利を掴み取った意味になる。


仲間になった。

⇒ 流れが既にできており、労なく仲間になった意味になる。


 基本的には、インパクトを与えたい場合には『と』を、他は『に』を使おうと思う。




===========================

に : 動作の到達点(目的を含む)

へ : 動作の方向性(場所を含む)


■例

冒険者組合(ギルド)に行く。

⇒ 依頼を受けるなどの目的があって冒険者組合(ギルド)へ行くという意味になる。


冒険者組合(ギルド)へ行く。

⇒ 冒険者組合(ギルド)という施設へ行くという意味になる。


 基本的には、目的があって場所へ移動するため、『に』が正しいらしい。

『へ』を代わりに使うことができるのは移動という動作を含んでいるからであって、例えば『冒険者組合(ギルド)にいる』と使えるが、『冒険者組合(ギルド)へいる』とは使えない。




===========================

から : 動作の起点(作用を含む)

より : 比較の基準


ブレストーンから地下迷宮(ダンジョン)へ向かう。

⇒ ブレストーンから地下迷宮(ダンジョン)までという距離の関係性を意味する。


ブレストーンより地下迷宮(ダンジョン)へ向かう。

⇒ ブレストーンへ向かうよりも地下迷宮(ダンジョン)へ向かいたいという比較の関係性を意味する。


 基本的には、起点としたい場合は『から』、比較としたい場合は『より』と決めておくと表現の受け取り方に誤りが出なくなると思われる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ