「体制」「体勢」誤字多すぎ問題
皆様お初にお目にかかります。わたくし、じゅじゅぺりと申すものでございます。
小説家になろうには長らくお世話になっておりまして、日々の癒しを与えてくださる作者の皆様方におかれましては感謝の念が絶えません。
そんなありがたき作者の皆様に、お願いしたき義がございます。
それは、タイトルに挙げました、「体制」と「体勢」の誤字についてでございます。
わたくし何故か、「体勢」を使うべき場面で、「体制」と書いてしまっている作品によく遭遇します。一日一回は見かけているのでは? というペースです。……嘘です、それは言いすぎです。二日に一回くらいです。
「体勢」とは読んで字の如く、体の構えや姿勢のことでございます。英訳すると posture や pose となります。(pose が意識的に作った姿勢を表すのに対して、posture は無意識的な姿勢を指すのだとか。わたくしてっきり form かと思っておりました。form は形状とか体型を指すのですって。英語って難しいですね。仲良くなれません。ホホホ)
一方で「体制」とは組織・制度の様式のことでございます。英訳すると system や structure が当てはまります。
さて。
アクションシーン、剣を構える主人公。囚われのヒロインの命運が決まる、緊迫の場面。前のめりになり、そして駆け出す!そこに現れる「体制」の文字!
はたまたラッキースケベ、ドジっ子ヒロインが主人公を押し倒す!そこに現れる「体制」!
波瀾万丈の物語もエピローグに突入、初夜を迎えてあは〜んな二人のくんずほぐれつ!「体制」!
……はっ!!( ゜д゜)
し、失礼いたしました。
小説家になろうは誰でも気軽に小説が投稿できる素晴らしい場所でありますから、わたくしも誤字は愛嬌と心得ているのです。
文章の意味が汲み取れなくなってしまうような致命的な誤字でなければ、頭の中で自動変換して読み進めることに何の支障もございません。
しかしながら、こう何度も同じ誤字を目にしていると、「あら? わたくしの認識の方が間違っていたかしら?」となるのです。その度にGoogleを開き、「ああよかった、やっぱりそうよね」と確認するのです。その行為の間に、世界観への没入は失われてしまうのです。
不思議なことに、「体勢」を使うべき場面で「体制」を使っている作品は数多く見かけてきたのですが、「体制」を使うべき場面では正しく「体制」が用いられているのです。
もしかして、「たいせい」と打ち込んだときに予測変換の一番手に出てくるのが「体制」なのでしょうか?それとも「体制」= 姿勢 と誤認されている作者様が多いのでしょうか?
謎でございます。
今や「体制」の誤字と出会うと、絵本を開いてもいないのに眼前に出てくるウォーリーを見つけたような気持ちになります。そして正しく「体勢」が使われていたならば、それだけで感動を覚える体になってしまいました。
つまりこれを読んだ作者の皆様方にお願いしたき義というのは、わたくしをこんな体にした責任を取って結婚して――ゲフンゲフン。
投稿前に一度、「体制」と「体勢」のチェック、してみませんか? ということでございます。
していただけると、わたくしが喜びます。それだけです。あら、手間と報酬が釣り合いません。どうしましょう。
――え?おまえはHENNTAI⭐︎紳士淑女が集う方のなろうの住人だろうって?だからお前が言うところの「体勢」は「体位」だろうって?
……テヘペロ⭐︎(๑˃̵ᴗ˂̵)
まじめなエッセイだと思って読みに来てくださった方、ふざけたエッセイでごめんなさい。なんでもするから許して