表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/50

2

そしたら今、嬢ちゃんが話したように、戻してもやるべきだ。鏡に籠った思い出を。そもそも娘っ子の成長を留める程の強い思い。それを他者が勝手にどうこうして良い訳が無い。その反面考える。.......これを澪月に取り込ませれば、全て丸く行く..............。舞楽様は幼体化せず、澪月もお使いに戻れる。そして嬢ちゃんは要を失い成長する。だがな!!

俺は邪念を振り払うように、思い切り煙管を吸い上げた。無理して必要以上に肺を満たしたせいか、むせ返る。

「ごほっ、げほっ.......ぅ」

「師匠!?」

俺の周りを漂う塵が体に纒わり付くように収束した。俺の体を案ずるように、中々離れて行かない。自分の安否を証明する為、再度煙管に口を付けて、ゆるりと吐き出した。お前達が案じなくとも、餌ぐらいくれてやる。視界が段々と透明になり、嬢ちゃんが心配そうに此方を見つめていた。お前達も、嬢ちゃんも、俺よりも自分のことを心配しろ。

「悪いな、何でもない。そして、一つ忠告しとく」

嬢ちゃんの瞳が不安げに揺れて、生唾を飲む音がした。安心しろ、大したことを要求する訳じゃない。

「納得行かないことを強制されていると感じたら、きちんと言葉に出せ。俺はどうやら鈍いようだからな」

人の思いによって縁を紡いだ、この運命(さだめ)。ならば、俺もその思いに敬意を払わねば。最後の手段は、最後の手段らしく、後にとっておこう。

やっぱり凛と対照的だなーと思います。

凛は全てを拒絶して、孤高な存在になりましたが、仁琵はそうじゃないですから。


※凛って少年漫画のライバルポジですねー。

でも、大事な人が少数居れば良いって子なので。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ