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回帰練習

時刻は夜。宵色が空から帳を下ろし、星々が模様のように輝きを放つ。静謐な一夜だ。辺りはしんしんとしていて、舞楽様も姿を消している。祠付近の湖に足を浸し、僕はすっと目を閉ざした。

「はぁ..............」

仁琵さんから伝えたられた通り、過去の鮮やかな記憶を必死に思い浮かべる。 幾重にも重なった葉から零れ落ちる光の水。二人で手を繋いで幹に凭れたこと。大丈夫。まだはっきりと覚えている。足を浸した水から神格が回復するような気がした。

もう一度。もう一度。意識を戻そう。お使いだった白蛇に。そう思って体に力を巡らせる。体温が上昇。首の辺りが熱くなって、熱せられた体を冷やすように、体温が足元から溶けていく。

再度目を開く。水面(みなも)に映った自分の顔を確認する。首筋を指でなぞる様にして、また密かに吐息を吐き出した。

首周りにつるつるとした、硬い感触。人間の皮膚とは異なったそれに心から安堵した。鏡に映ったのは、蛇の鱗のそれだった。良かった。まだ完全とは言えないが、お使いの姿に一歩近づいた。だが、うかうかとはしていられなかった。思い返すのは、舞楽様との会話。

うーん.......。無理はして欲しくないなぁと思います。

とゆか、澪月の無理が色んな事に飛び火していくので。

もう彼だけの問題じゃ無いんです。

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