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彼の加護

「飛梅様」

少女が去った後、巫女装束の娘が彼を睨んでいた。鋭い眼光を宿す目。手首には白い数珠。真っ直ぐな長髪が地に向かって伸びている。何時もは耳に掛けられている眼鏡も、今はない。

「ん?」

「浮気現場」

「浮気ではないよ。可愛い参拝者に加護を与えるのも大切な役目さ」

彼女は咎めるように頬を膨らませ、すっと指さした。それを見てふふっと小さく笑みを零した。

彼にとって娘に当たる、巫女装束の娘は小生意気にも鋭い目付きで此方を睨んでくる。

「それにね、私の奥さんはこんな事で嫉妬とかしないよ。絶対的信頼の上で成り立った。本物の愛だもの」

「否定出来ないっすわ」

なんせ貴方を求めて運命まで手づから変えるお人だもの。

慧眼/盲 以来ですねー。この子の登場。

どうせなら出したい。

という事で、慧眼/盲 をお読みになった方々の印象に残る仕掛けをしてます。


この話とは独立してるので、一種のオマケの様なもの。勿論、読まなくても全然成立します。友情出演ですし。


追伸

この時は奥方の物語想像してたので、ちょっと伏線めいた事になってます。

設定はあるけど、書く予定は未定です……。

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