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判断基準

庭の硝子戸から嬢ちゃんを案内し、部屋の中に入れる。一息を着くために部屋を出たが、散らばった画材達は勿論そのままである。キャンパスの上に乗った絵はまだ描きかけで、緑が所々に散ったばかりである。絵の具は既に乾ききっていた。

そう、ぼんやりと佇んでいると、嬢ちゃんがじっと此方を見上げてきた。嬢ちゃんにも予定がある最中(さなか)話に付き合わせているのだ。手短に済ませねば。

俺はとりあえず嬢ちゃんを置いて、散らばった絵筆に混ざって顔を出している一本の平たい刃を発見した。あぁ、あった。

「嬢ちゃん、毎年健康診断なるものをやると思うんだが、身長は変わらずか?」

「はい!! と別れてから、数センチも変わりません」

数ミリは誤差として目を瞑るが、数センチも変わらないのか。澪月と別れてからという事と外見を考慮すると、止まったのは小学生の頃か?

目を閉ざして数秒間考えた後、また目を開ける。辺りを対流する塵共が段々とくすんで視界を曇らせていく。それを防止するため、俺はまた煙管に口を付ける。肺いっぱいに煙を吸い込み、直線上に吹き出した。すると、とろける煙と共に、段々と視界が透明になっていく。

ま、それならば.......。少々雑把でも良いだろう。俺は木で出来た柱に向かってトンと人差し指をつけた。

「嬢ちゃん、まずは此処に立ってくれ。普通にしてればいい。無理して首を伸ばすなよ? .......よし」

「一体何を?」

仁琵視点じゃないと分からない描写です。

だからどうしても、視点を一人称にして、ころころ変えるという手法をとります。


それはそれとして、皆さんやった事ある人は少ないだろうなぁという印象。

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