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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

みんなで繋ぐ物語

作者: PARME

ーゆ


…あれ、ここは…?私はゆっくり目を開けた。のだが、真っ暗で何も見えない。

「…や…嫌よっ…行かないで!…ねえ!」

誰かが私を呼んでいる。

「やだなぁ、私はどこにも行かないよ?」

そう言って体を起こそうとしたけれどなぜか力が入らない。不思議に思い床に手を触れてみる。そこにはしっかりと硬い感触が…ん?え、ない!?手が空を切ってそのままバランスを崩す。

「痛っ………く、ない…?」

そしてやっと何かおかしなことに気がついた。床もなければ体が下に落ちる感覚もない。…浮いている。死んだのか?確か私は今日一人で海に来ていて…あれ?そのあとの記憶はまるでない。いやそもそもなぜ私は海に来たのか、それすらも覚えていないのだ。でも今意識がある。-はっ…これって、あの噂の異世界転生!?最近流行りの小説に出てくる死んだら何か異世界行っちゃってめっちゃ強くなるやつ!!…なんて期待に胸を膨らませた私がばかだった。だって何も起こらないんだもの。異世界転生ならここからぱーっとまばゆい光が現れて意識が遠のき、気づいたら知らないとこにいるはずなんだけどなぁ。まあ今も知らないとこにいるんだけど。ってそんなことより今はこの状況をどうにかしなければならない。この真っ暗な中何をしようにも何もできないんじゃないかなんてことが頭をよぎったけれど、どうやら今日の私は冴えている。何もしなかったらこの状況は変わらないんだからとりあえず立ってみよう。………私は2、3分じたばたしていた。

「いやこれ立てないじゃん!!!!」

つい叫んでしまった。

「…………」

静寂が痛い。誰もいないってこんなにも寂しかったっけ。と思った瞬間、

「…………ふふっ…」

誰かの声が聞こえた気がした。自慢じゃないけど私は地獄耳だ。地獄耳で良かったことなんて今までなかったけど、今だけは特別な能力に感じる。誰かの声が聞こえて少しだけ安心した。そして一呼吸おき、大きく息を吸った。

「いるんでしょ!出てきなさい!」

某ム○ューダのCMみたいなセリフを見えざる声にぶつける。ちょっとぐらい笑ってくれるかなと思って堂々と叫んだのにさっき以上に静寂が痛い。恥ずかしくなって顔を伏せていると、今度ははっきりと声が聞こえた。

「…ふふっ、あなたって面白いのね?」


ーぱ


まるで女神のような美しい声と共に私の視界に映ったのは高校時代の同級生である畑さんだった。

「え、畑さん?なんであなたが私の前にいるの。というか何故あなたは自由にこの空間を歩けているの。」

私は突然の再会と一風変わった状況に不安を隠しきれずにいた。

畑さんとは、高校1年の春、用水路に落ちていた彼女に私が手を差し伸べたことから仲良くなり、それからも関係は続いていたものの、高校卒業と共に連絡は途切れていた。

「そうね、まだあなたは【ジギル】が覚醒していないのでしたね。」

「え、ジギル?」

......パリンッ

初耳のワードに疑問を抱いたと同時に、私を包んでいた闇は消え去り、一面が光に染まる。

「ここはもしかして...地上?」

「そうよ、あなたはさっきまで暗闇の中にいたかもしれないけれど、現実はこっちよ。」

ここが現実世界かもわからない私はどこからこの状況を飲み込めばいいかわからなかった。

「さっき言っていた【ジギル】ってなんのことなの?」

「ああ。【ジギル】っていうのは、漢字で書けば自技流って書くのだけれど、人それぞれが持つ、魔法のような力のことよ。私の場合は【創造】あらゆるものを作り上げることができるわ。まあ上質なものを作れないのだけれどね。」

そんな力があったなんて!これは私ももしかするととんでもない力が手に入るのじゃないの!?と、ここで私はもうひとつの疑問を問うことにする。

「そういえば、畑さんはどうやってあの闇の中を歩いたの?私は何も出来なかったのだけれど。」

「あれ、気づいていなかったの?これよ」

そうして、畑さんは足元を指す。

「これは、まさか!」

そこにあったのは手作りローラースケーターだった。木の板の下に数台のトミカを繋げて、まるでローラースケーターのように踏みつけている。

これは【ジギル】は良くとも、使い手の方が大切なようだ...


ーぺ


私が内心呆れていると、彼女の足元から苦しそうな声がした。

「……た、い……」

「ヒェッ? え!?何!?」

思わず、驚きの声をあげてしまった。


……。


暫しの間、周囲を沈黙が支配する。


「……ねぇ。今、何か声がしなかった……?」

「シテナイヨ」

「本当に?」

「あぁ、本当だとも」

「嘘でしょ……」

「……証拠は?」

「目が踊りすぎてるよ。その内、タップダンスしそう」

「左様ですか……」

彼女はため息をつきつつ、しょうがないな、と呟いた。

「この木の板はね、元は私の古典のノートなのよ」

「はい?」

一瞬、聞き間違えたかと思った。

目の前の彼女は一体何を言っているんだ?

私が混乱しているのを察したのか、さらに彼女は追い打ちをかけるかのように言ってきた。


「おちんぽ!」

「は?」

「おちんぽ!おちんぽ!」

「ど、どうしたんだよ!落ち着いてよ!」

「おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おさんぽ!おちんぽ!おちんぽ!おちんぽ!」

「さりげなく、おさんぽするんじゃねぇー!」


そして、宣言するかのように言った。


「私の名前は、トトロ!」


「あなた!トトロって言うのね!」


「そうだよ。トト

「お前、畑ってさっき名前でたやろうが!シバくそ!〇ね!〇す!潰す!」


ーあ


〜次の日〜


 はい遠藤です。

 今日はですね、最近小説バトンと言うのが行われているって言うのが今話題になってるんですけど、これについて思ったのは・・・・・・この文章、天才ですね。

 なんでかって言うとー、これ、常人には理解できないからですね。

 まあ、僕は一応理解できるんですけど、多分普通の人は理解できないと思うんですよ。

 つまり、普通の人に理解できない文章ってことは、それは天才が書いた文章、そうなりますよね。

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