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幕末武士が転生したら和風VRMMOの世界だった件  作者: 嫁葉羽華流
第一章 ~その男、剛力なり~
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その四十九 デン、チョメの心の強さを見る。

なんとびっくり、15000PVを突破です。大感謝しかないです。雨あられです。

そう言っていたニュウドウさんの体は、確実にでけーんだけど、なんだかとても小さく見えた。

他人がやったことならそりゃ、なんか言うだろう。だけどやったのは自分の知り合いで、それも友達って間柄だ。

スパッて切れればいいんだろうけど、ニュウドウさんはそうできなかったんだろうな。

最初の頃は違ってたのかもしれねえ。


でも、だんだんと住んでるところとか、自分の周りが変わっちまったことで、トッキーも変わっちまったのかもしれねえ。


そこでつながりを断てればよかったんだと思うけど、ニュウドウさんはそれができなかったんだろうな。


トッキーの周りにゃ、たしかにいろんなのが居た。そいつらはトッキーの強さに惹かれたのかもしれねえ。ひょっとしたら周りを食いつぶすために居たのかもしれねえ。


そんな中にニュウドウさんは居たんだ。友達の一人として。


そして止められなかった。だから【新選組】にたれこんだのかもしれねえ。友達を裏切る事になったとしても、それでも最後に友達を止めたいために。どんなに周りが変わっても、友達として、間違ったことを止めるために。


それでも被害者が出て、結果的にチョメちゃんを怖がらせちまったんだ。いくら頭下げても足りねえだろうなぁ。


オキタさんもセリザワさんも、黙って成り行きを見ている。チョメちゃんがここで殴ったりしても止めるつもりはねえだろう。

正当な報復、ってやつなのかもしれねえ。チョメちゃんにはそれをする事ができるからな。


チョメちゃんは困惑しながらも、ニュウドウさんに寄って言った。


「頭を、上げて、ください、ニュウドウさん」

「チョメちゃん……」

「ニュウドウさんになにかしたところで、私が受けていたことの気持ちとかが、返ったり、スッキリしたりとか……そういうのは、しませんから。……つらい、だけです。報復とか、やり返すとか」


やったらやりかえす、っていうのは基本、止まらねえことだと俺は思う。

だからどこかで、誰かが止めなきゃいけねえ。


チョメちゃんはつええなぁ。俺はそう思った。物理的な強さじゃねえ。心の強さだ。


「チョメちゃん……すまねえ。すまねぇ……っ」


おんおんと泣き出すニュウドウさん。チョメちゃんはそれを優しい目で見守っていた。

オキタさんもセリザワさんもどこかほっとしていたようだった。


そんなふうにしてると、奥からバタバタと足音がした。


スパーンと障子が開けられると、そこには息をきらした山本センセが居た。


「ニュウドウ殿……」

「きみは……山本さん、だったかぁ……?」

「いかにも。貴殿に聞きたいことがある」


ず、と正座をして、ニュウドウさんに向き合う山本センセ。


「トッキー殿が接触したという、その人物の特徴を覚えておいでか?」

「あ? ああ……覚えてるよぉ。たしかぁ……」


そのキャラクターの特徴を聞いて、山本センセの目の色が変わっていた。


特に変わったものではないと俺は思ったけど、センセにとっちゃそれは重要だったようだった。


「真っ白な陣笠と、白色の和装をしたやつだったなぁ」


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