その四十八 デン、ニュウドウの心情を聞く。
もはや仰天すぎてなんも言えないです。14500PVを突破していました。マジですか。大感謝です。
それでは本編へどうぞ。
山本センセとハル、そしてトシゾーさんが話してた頃……。
俺……デンとニュウドウさん、そしてチョメちゃんとオキタさんが【新選組】のギルマス(※ギルドマスターのこと。要するにギルドの責任者。リーダーともいう)であるセリザワさんからいろいろ話を聞かれていた。
【南蛮組】が今までやってきただろう初心者狩りなどの行為も知ったセリザワさんはチョメさんを抱き寄せて「今まで大変だったわね~」とよしよし撫でられていた。
このヤマトオンラインでも屈指の実力者って言われてて、その上上位ランカーの一人っつーセリザワさん。
ヤマトオンライン初のPvP戦において、6位だったって話だけど……とてもそんなふうには見えねぇ、っていうのが俺の感想だった。
「一応【南蛮組】のニュウドウさんからのリークがあったけど、実際の行動ははあくしてなかったから、動くことができなかったのよぉ~。もっと早く助けられたら良かったんだけどねぇ~」
「い、いえ……山本さんが助けてくれましたから……大丈夫です」
「そうなのぉ~。うんうん。あとであの子にもいいこいいこしてあげないといけないわねぇ~」
おっとりとした感じで話して、チョメちゃんをなでてるセリザワさん。
つかどうやってあんなアバターつくったんだよ……胸がメロンばりにでけぇんだけど……。
「なぁ~チョメちゃんよぉ~。おめぇさん、これからどうすんだぁ~?」
「どうする、って……?」
「オラたちのせいとはいえ、おめぇさんにはこえぇ思いをさせちまったぁ~。オラももうリアルのじじょうでぇ、このゲームを引退しようと思ってたんだぁ」
ゲームの引退か……。
ヤマトオンラインは風景とかの作り込みもアバターも自由に作れるけど、それ以上にいろいろと無法地帯が多すぎるからなぁ……。
プレイヤーキルもそれこそ日常茶飯事で横行してるし、身ぐるみ剥いで高く売るようなやつもいる。
それが嫌でやめるやつも多いけど、その分リアルじゃ味わえないヒリヒリした空気ってのを味わう人もいるらしい。
俺はハルがいるから、ボディーガードみたいな感じでやめるわけにもいかねえからな。それに山本センセっていうすげー人からいろいろ教わったし。
ひょっとしたら今度PvP大会があったら上位に食い込むかもしれねえしな。
でも、初心者のチョメちゃんはまだ始めたばっかりだ。
十分怖い思いもさせたかもしれねえ。
やめる、って言われたら……なにも言えねえな。
「私、は……このゲーム、続けようと思ってます」
「……ほうかぁ」
ニュウドウさんはどこかホッとした感じに息を吐いて言った。
「すまねえなぁ。トッキーは俺の昔からの友達でなぁ。都会いってビッグになるつってたんだがぁ……まさか時々遊んでたゲームで、こんなこたぁしてたなんてなぁ……友達として、謝らせてもらうだぁ」
ぐい、とニュウドウさんは頭を下げた。
「そ、そんな……頭を上げてください。ニュウドウさんは悪くないです」
「だどもよぉ。オラぁ、アイツを止められなかっただぁ。友達のオラが止められてたらぁ、今頃チョメちゃんはもっともっとこのゲームを楽しんでたかもしれねえ。こええ思いをさせちまったとあったら、そらあ止められなかったオラにも責任があるだぁ」
すこし顔をあげて、ニュウドウさんは真剣な顔で言った。
「友達なんだァ。間違ってたことしてたら、止めなきゃならなかったんだぁ。それを止められなかったもんだから、アンタに、それにアンタ以外の初心者を怖がらせちまったんだぁ……ほんと、すまねぇなぁ」




