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幕末武士が転生したら和風VRMMOの世界だった件  作者: 嫁葉羽華流
第一章 ~その男、剛力なり~
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その四十三 その男、たたみかける

今週も無事に投稿できることに感謝をしつつ、1万とんで800PV。

本当に感謝がつきません。

そしてそろそろ第一章も終わりが近づいてきています。

「山本さんっ!」

「ハル殿――」


ざぐん、と鈍い音が響く。


目の前でハル殿が現れ、俺とトッキーの間に入り込んで、それから。


「ちっ! 何だァ? なんか現れやがった。ま、いいか。後で装備はゆっくり回収すればいい」


光の粒になって、あっというまに、消えて。


「は、る」

「貰ったチビ助ェ!!」


俺は、


「――おおおおおおお!!!」


またしても、俺は!


「あああああああ!!」

「なんだァっ!? 急に動きが!」

「や、山本さんっ、落ち着いて……っ!」

「うおあああああ!!」


頭が沸騰した。周囲の音をかき消すようにして、狂ったように叫んだ。

驚きたじろぐこいつは、目の前にいるこいつはおハル・・・を斬った。許せぬ。

絶対に、断じて許せぬ。

妻を殺した。誰が許そうか。

おのれ。おのれ。おのれ!!


「だあああああっ!!」

「ガムシャラにっ、つっこんで来やがってっ! 動きがクソ荒れえぞガキがっ!」


相手が隙を縫って突きこんでくる。斬ってくる。

知ったことか。そんな刀等。叩き折ればいい。・・・・・・・・


「無念示現流――」


コレは相手が持つ獲物――長物を叩き折る技だ。

煉獄では『耐久度』がどうのこうの言っていたが、知ったことか。

なあ、トッキー。貴様の体がどれだけ『えいちぴぃばぁ』があろうが。

刀はどうなんだ? おハルの血を吸った、その刀は。

貴様と同じ、無敵の体力を持っているのか?


刃々斬はばきり!!!」


鞘に収めず、峰を使って相手の刀の点を見る。

そこめがけて思い切り振り下ろす!


がいん、と鈍い音が響いてトッキーの刀は叩き折れた。


「な……にいいいい!?」

「ちぇらあああああああ!!」


返す刃でトッキーの点を見極め、そこに打ち込むは――


「破竹!!!」

「ぎっ――!」


横薙ぎに見えた点を刀の力が最もかかるところに叩き込む。えいちぴぃばぁとやらは少し減った。それでも目減りした。

ならば、やれる。


「てめ、調子に――!」

「あらあああああああああ!!」


振り抜いて、今度は距離をとらせて、左手に返し持つ。

このような芸当はしたことがない。だがやれる。


いや。やる。やらねばならぬのだ。


おハルを殺した。こいつを殺さねばならぬ。


「草薙!!! 演舞!!!」


己の体を捻り、体と力、全部をつかって放つ円の剣技。

二の打ち要らずを連続で叩きつける。

点を狙って。連続で。斬りつける。


目減りの回数がどんどん増える。知ったことか。こいつは、ここで、殺す。殺さねばならぬ。


「く、そが……!」

「らああああああああ!!」


目減りが数十、数百、数千続いたところで、今度は別の何かが砕ける。おそらくはつけていた甲冑だろう。えいちぴぃばぁはどんどん削れていく。


ここを離脱しようと足を動かそうとする。させるか。


どんどんと加速していく。

こうなれば竹と同じだ。連続で叩き込んでいけば、やがて折れる。

根比べならば負けぬ。おハルも俺と夫婦めおとになるまでうんと言うまで待った俺の根性をなめてもらっては困る。


さあ、トッキー。貴様はどこまで耐えられるか。

もっとも、嫌だと言っても止めるつもりはないが。


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