2話進路
中学校の頃だっけ。
宇宙科学学校に進学希望したのは。
宇宙科学学校に進学希望面談
寺先生「星田、星田咲子さん。」
廊下に呼び響く寺先生の声。
教室前で待っていた二人、呼ばれたので、教室に入る。
Sakiのパパ「本当に、宇宙科学学校に行くよな。」
Saki「うん。」
Sakiのパパ「生活は、自活しないといけないよ。だって、ここからは、遠いし、東京辺りになるからな。」
Saki「わかっているよ。」
Sakiのパパ「失礼します。この頃、咲子は、お世話になります。よろしくお願いします。」
Saki「お願いします。先生。」
寺先生「そこに座ってもいいよ。」
Sakiのパパ「ありがとうございます。」
二人は椅子に腰かけた。
寺先生「えっと、星田さんは、成績抜群で、宇宙科学学校にいけれますよ。」
Saki「ありがとうございます!」
Sakiのパパ「娘のために本当にありがとうございます!」
寺先生「しかも、天文学に興味あるとは...。」
寺先生「将来、宇宙飛行士になりたいかな。」
Saki「はい!そうです!」
寺先生「はっはっ。
お父さんは、宇宙飛行士ですね。
娘さんの将来のためにそういう、惑星とかの勉強させているですね。」
Sakiのパパ「はい。そうです。」
寺先生「俺の親戚だって、元は、宇宙飛行士だったんだよ。」
Sakiのパパ「そうなのですか。」
寺先生「その人は、星田さんことを知っているんだ。」
Sakiのパパ「そうなのですか。」
寺先生「[星田さん、火星にやっと着きましたね]と」
その話を聞いたSakiのパパは、目から滴が溢れ出した。
Sakiのパパ「酒井...。」
寺先生「そう、酒井。」
Sakiのパパは、涙をだらだらと出しながら、手のひらで机を叩いた。
Sakiのパパ「あの人は、生きていたんですね!」
寺先生「どっ。どうしたのですか?」
Sakiのパパ「...あの人は、俺と一緒に火星に行ったが、地球に帰るときに隕石か何か分からない物体と衝突して、宇宙の彼方に飛んでしまったんだ。それで、俺は、銀河からなんとか地球に帰れたが、他の人も帰れているけど、彼だけがまだ帰れていなかった。艦長が言うには、ブラックホールに吸い込まれているっと。でも、やっと帰れたんだね。」
寺先生「それは、よかったですね。」
その話を聞いた聞いた咲子は、思わず涙を流した。