『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』普通の人々が普通に戦う、最高のスピンオフ作品
※ネタバレなし
スターウォーズは本当に外さない!
その中でも、この『ローグ・ワン』はエピソード4の前日譚だからか、気合が入りまくったスピンオフでした。
4を観たことがある方はもちろん、初見の人でもここから入れば4を観たくなるんじゃないかなと思える出来!
IMAXで見たけれど、これは値段高くても許せる……ポップコーンの存在を忘れるくらい見はまっていた。
全てが見せ場の連続で一時たりとも見逃したくなかった。
脚本、美術、演出、エンターテインメントの全てが半端なくレベル高い!
全世界の「前作越えなかったら許さない」と言う目の肥えたマニアを黙らせるに足る圧倒的迫力!
まあ、盲目的なファンなので最初のファンファーレと『はるか昔、銀河の彼方で……』という導入だけで脳内麻薬出っぱなしになるので個人差はあるけれどと追加はしておきます。
ジョージ・ルーカス監督じゃないのに映像から何から「それっぽさ」が全面に出てくるのがすごい。
相当マニアじゃないとわからない小ネタまでしれっとぶっこんできているので、私もわからない小ネタが一杯あったんだろうなあと思います。
そして、天才的なつじつま合わせの脚本が素晴らしかった!
4でどうしても謎だった、「どうして要塞のコア壊しただけで要塞全体が爆発するのか」とか、「なぜその要塞の弱点がわかっていたのか」という長年の疑問が解けました。
『ローグ・ワン』はスピンオフということで、いつもと違い群像劇形式。
群像劇大好きなので、今回の話はツボにはまりまくりでした。
ヒロインらしき人は一応いますが、主人公が無双したり大活躍したりはしません。
ジェダイもフォースもほとんど出てきません。
題名の『ローグ・ワン』も『はぐれ者』みたいなイメージ。
ただ普通の人々が、銀河の平和を守るために自分の持てる力の全てを使って希望を届けようと頑張る。
こういう話が見たかった!
そしてマイベストヴィラン、ベイダーも見れたし満足でした♪
……とのんきな感想書いていた昨年末、レイア姫役のキャリー・フィッシャーさんの訃報がががが……。
まだ六十なのにショックすぎる……だから早く続編撮ればよかったのに……。
しかし、死してもなおCGによって出演作が生まれることもあるのも現代ならではの不思議な話。
実際、ローグ・ワンで出てくる若いときのレイア姫やターキン総督などはフェイス部分のみCG。
……コロンボ役でおなじみピーター・フォークさんは2011年に死去したものの、なぜか2012年のゲーム『バイオハザード リベレーションズ』に本人と見間違うくらいのCGそっくりさんが登場してました。
完全なコピーに驚いた。
……これ許可とってるの? それとも他人のそら似なの?